海も山もグルメもワガママに楽しむ、富山の観光列車「べるもんた」
今から半年ほど前、3周年の記念式典をJR城端駅(富山県南砺市)で行った観光列車ベル・モンターニュ・エ・メールという列車があります。通称「べるもんた」と呼ばれ、2015年の開通後1年も経たずに1万人の乗客数を突破し、2018年9月末の時点で約3万7千人近い乗客数を記録しています。
2016年には地元の新聞の社説にも取り上げられ、順調に客足を伸ばしている「べるもんた」。その様子をレポートしたいと思いますので、ゴールデンウィークで北陸旅行を計画している人は、ぜひとも参考にしてみてくださいね。
そもそも「べるもんた」ってどんな観光列車?
そもそもベル・モンターニュ・エ・メール(以下・べるもんた)という観光列車、一体どこを走っているのでしょうか?日本海に面した北陸には、東から富山県、石川県、福井県が連なっています。その富山県西部を南北に縦走する列車が、べるもんたになります。
富山県西部には富山第2の都市、高岡という町があり、その高岡を起点に、北はJR氷見線、南はJR城端線が走っています。この非電化単線の両路線のうち土曜日はJR城端線、日曜日はJR氷見線を週2日使って、べるもんたは運行しているのですね。
「べるもんた」は土日のみの運行している
まず注意したいポイントとして、このべるもんたは、毎日走っていません。上述したように土日限定で走っていて、しかも本数が1日上下各2本ずつと限られています。
筆者が先ごろ乗車した日は土曜日で、JR城端線の福光駅という場所から高岡駅を目指しました。冒頭で紹介したべるもんた3周年記念の式典で、乗車率についてはJR西日本の関係者が運行開始以来8割近くとコメントしています。その意味で常に満席というわけではありません。筆者も予約なしで駅に飛び込んでみると、その場で2人分のチケットを購入できました。
それでもゴールデンウィークなど多くの人が旅行を楽しむ時期は、旅のスケジュールを綿密に組み、事前にチケット(全席指定)を購入しておいた方が安心かもしれません。チケットの予約は全国にある主なJRみどりの窓口で、乗車の1カ月前から可能です。もうゴールデンウィーク直前ですから、さっそく動いてみるといいかもしれませんね。
「べるもんた」に乗るなら、JR城端線とJR氷見線どちらがおすすめ?