ニッポンの田舎がすごい。世界が恋した美しい「星空」のまち
目次
石鎚山/愛媛県
愛媛県にある西日本最高峰の「石鎚山(いしづちさん)」は近隣の山々から瀬戸内海まで見渡せる山です。古くから「神様が住む山」といわれており、初心者でも登れるコースが用意されています。
また、標高約1,300m地点で天空散歩を楽しむことができる「石鎚山スターナイトツアー」が開催されています。2019年は9月30日まで開催されているのでぜひ旅行先の参考にしてみてくださいね。
久住高原/大分県
大分県竹田市ある「久住(くじゅう)高原」は、標高約600~1,100mにある高原。「阿蘇くじゅう国立公園」に含まれ、久住高原ロードパークとしてドライブスポットとしても有名です。
そして「天然のプラネタリウム」と評されるほど、星空の美しいスポットとしても知られています。光のないドライブコースを満天の星空を見ながら走るのも格別な楽しさがありますよね。
波照間島/沖縄県
日本最南端の友人島である沖縄県の「波照間島」は、なんと日本でありがら南十字星を観ることができます。島の南海岸には星空観測タワーが建っており、なかなか見れない星までも観察することができるのです。
また、このタワーには屈折式天体望遠鏡やプラネタリウムが設置されており、多くの観光客を魅了しています。
西表石垣国立公園/沖縄県
最後にご紹介したのは、沖縄県の西表島と石垣島等にまたがる「西表石垣国立公園」です。石垣島は「日本三選星名所」にも選ばれているほど星空の美しい名所で、2018年4月に同公園は日本で初めて「星空保護区(ダークスカイプレイス)」に認定されました。
この星空保護区とは国際ダークスカイ協会(IDA)の認定制度で、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度です。その星空保護区に認定されるほど、西表石垣国立公園から見える星空は儚く、幻想的。沖縄を訪れた際はぜひ一度見てみたい絶景ですよね。
全国には世界に認められた有数の星空スポットがたくさんありましたね。日本は世界の中でも「夜が明るい国」のひとつで、都会ではなかなか星を見ることができません。それでも美しい星空は私たちを魅了し、ロマンチックな気分にさせてくれますので、天体観測をするときはマナーを守った上で鑑賞するようにしましょう。
たまには都会を離れて、日本が世界に誇る星空スポットで空を見上げてみてはいかがでしょうか。きっと幻想的な景色に癒されること間違いなしですよ。
- 国際ダークスカイ協会(IDA)…さまざまな分野の専門家が集まり、観測的研究・技術的研究・啓発・条例制定などの活動を行なっているNPO団体。
- image by:photoAC
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- ※内容を一部加筆しました。