まだ東京で働くの?仕事しながら田舎へ移住を決めるための5ステップ

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2015/11/24

九州移住フェスに参加する

まだ東京で働くの? 仕事 しながら 田舎 へ 移住 を決めるための5ステップ
宮崎市のパワースポット江古田神社「マガタマの木」

島根のイベントに出て移住についての知識を得て、次に九州移住フェスに出たことで、地域を絞ることができました。

人間って不思議なもので、1つしか選択肢がないとなかなか決断できないんですが、2つ以上の選択肢があると自然と決められたりするものです。今回の選択がまさにそうでした。

最終的に候補に挙がった宮崎県と島根県を比べたときに、僕らにとっては宮崎県の方がなんだか知らないけど行ってみたい! という気持ちが強かったんです。2人とも北海道と岩手県の出身ということで、より違った性質(宮崎県と言えば南国というイメージ)に惹かれるということもあるでしょうし、2人とも海が好きというのも大きかったと思います。

それだけでなく、まだ開拓されていないところに行きたいというのも大きかったですね。島根県は、こと地域おこし協力隊に関してとても先鋭的なまちとして知られています。協力隊としてはこれからの宮崎県を僕達で創っていくという開拓者精神をくすぶられたのも大きいです

地域おこし協力隊にまとめて3件応募する

移住を考えるうえで不安は様々ありますが、大きな懸念要素として仕事を確保できるかどうか?というのがあります。多くの人がここでつまずくと思いますし、僕らにとっても最大の障壁が仕事の確保でした。

そこで今回、地域おこし協力隊の制度を活用することにしました。まずは案件を一通り見ながら、気になる業務内容や地域をチェックし、その中からまず、宮崎県の小林市、小林市野尻町、椎葉村の3件に応募してみることに。

地域の魅力を発掘し発信するPR業務に2人とも関心があり、これまでの仕事でやっていた経験を活かせるということもあったので、その基準で案件を絞りました。

最終的には、2人で同市内で居住できるという条件で、2地区4名を募集している小林市に応募した後、採用して頂けることになり、結果として仕事の確保はクリア。ここが、移住をスムーズに進めてくれた要因としては大きいと思います。

実際に現地に足を運んでみる、宮崎まで面接に行く 

まだ東京で働くの? 仕事 しながら 田舎 へ 移住 を決めるための5ステップ
宮崎は地鶏が新鮮。舌がとろけます

ここまで来れば、あとは現地に行ってみるだけ。小林市の地域おこし協力隊の面接が現地で行われるため、3泊4日の面接兼宮崎旅行へ出かけました。


実際に行ってみて、全く想像していたところと違ったならば、ここまでのプランをもう一度白紙に戻す選択肢だってあり得ます。行ってみて気に入るかどうか、最終的にそのまちのことを好きになれるかどうかが最も重要なポイントです。

結果、宮崎県が気に入りました!

特に宮崎市は空港のお土産コーナーの試食の量に寛大さを感じましたし(こんなに試食作って大丈夫? と心配になるほど、とにかく試食が多い!)、地域の方もオープンで気さくに声をかけてくれる人が多いのも好印象でした。

江古田神社は美しく、有機農業に積極的な里綾町ではたまたま町長さんに名刺を頂けました。小林市は温泉が気持ちよかったし、宮崎県の他の市へのアクセスもいいし、山奥で静かだし…好きだな、と感じられる街でした。

もちろん住んでみて「あれ…違うかも?」と思う部分は誰もが経験するでしょうし、新しい土地へ住むというのは楽しいことばかりではありません。これ以上は実際に住んでみないとわかりませんからね!

それに、どこに住んでも何かしらの問題や課題にはぶつかるものです。ストレスのない完璧な土地なんて、世界中どこを探してもないんだと思います。

そうした前提を持って移住先を検討すれば、もっとフットワーク軽く移住という選択肢を実現できるのかもしれません。首都圏在住で地方への移住を検討している方、上記も参考に気になる移住イベントや、移住先の下見旅行などに出かけてはいかがでしょう。

  • image by:Shinta
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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岩手県生まれの86世代。半農半X、デュアルライフを目指しこれまで地縁のなかった宮崎で新たなフルサト作りに奮闘中。人と地域をつなぐメディア”繋ぎ屋”編集長。小林市地域おこし協力隊員。

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