タイヤはなぜ黒い?日本唯一、ゴムと車の博物館「ブリヂストンTODAY」

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2019/09/28

ピンクのF1タイヤ。image by:梅原慎治
白いMotoGPタイヤ。image by:梅原慎治

また、どちらも特注品で一般流通はされていないようですが、常識を覆すピンクのF1タイヤや、白いMotoGPタイヤなんてものもありました。

一番奥にあるのが、超巨大トラック用のタイヤ(1/4)。image by:梅原慎治

そしてお次は、一般的なタイヤと、タイヤに関する科学の展示スペースです。この展示スペースで目にとまるのは、何といっても圧巻の超巨大トラック用タイヤです。

大きすぎて全体を納められないためか、全体の1/4ほどしかありませんが、それでもフロアの天井近くまでの高さがあります。

紙を積層して作られているようには見えませんよね。image by:梅原慎治

また、個人的に気になった展示物は、タイヤのトレッドパターンのモックアップ(模型)です。説明には「ペーパー積層モデル」と書かれていました。

確かによく見ると縦方向にスジが入っているように見える部分もあるのですが、細かなパターンが形成されていることと、一体物としての存在感により、これが紙を重ねて形成されているとは思えませんでした。

タイヤの空気圧と転がり易さの実験。image by:梅原慎治
ゴムの硬度の温度依存性、摩擦力、及びころがり抵抗に関する実験スペース。image by:梅原慎治

そのほか、タイヤの成分やゴムの性質などに関する簡単な実験設備などもあり、大人も「へ~!」「お~!」と感嘆の声が出ること間違いなしです。

設置状態の免震ゴム。image by:梅原慎治

見学に規定ルートはありませんが、お次は地下のフロアへ向かいます。同エリアでは非常に貴重なものを見ることができます。それが、設置状態にある免震ゴムです。


タブレット端末で免震ゴムの稼働状態を示すAR体験が可能。image by:梅原慎治

免震ゴムは、地震などの横揺れを軽減するための装置であり、建物の柱の下部に配置されて使用されます。このため通常、設置状態にある免震ゴムを一般の人が見ることはできません。

しかしここならば窓越しとはいえ、設置状態にある免震ゴムを実際に見ることが可能なのです。

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