日本人には当たり前の光景が、アメリカ人の心をこんなにも震わすのか
「白神山地」の壮大な景色に感動
秋田県北西部と青森県南西部にまたがる広大な「白神山地」。こちらのブナ林は約8,000年ほど前から形成されたものと考えられており、地質調査の結果、世界的にみても大変貴重な存在であることが証明されました。
1993年12月には世界遺産(自然遺産)にも登録され、世界の宝として大切に保護されています。
白神山地を訪れたとき、日本にもこんなに大きな原生林があるのかと驚愕しました。地元アメリカの原生林よりは多少小さいですが、日本にこんな場所があるとは…かなりの驚きです。しかも日本は山林の面積が国土の約7割もあるなんて知りませんでした。
来日する前までは、日本といえば、歴史ある「京都」や高いビル群が立ち並んでいる「東京」をイメージしていました。
でも、白神山地を訪れてからは、なぜか日本といえば美しい自然を思い浮かべるようになりました。ずっと忘れることができません。(アメリカ出身/女性)
初心者が楽しめる散策コースもあり、有名な十二湖やブナ林、青池などを楽しめ、雄大な自然のなかで心も体もリフレッシュすることができます。
また、このアメリカ出身の女性は、日本人の「謙虚さ」や「侘び寂びの文化」が好きだとも語ってくれました。いずれもアメリカにはない概念とのことで、自分たちにないものとして憧れを感じたのだとか。
侘び寂びは英語で「Wabi-Sabi」と訳され、「Kimono」や「Manga」のように日本語からの借用語として認知されているそう。世界の共通言語としても、意外と浸透しているのかもしれませんね。