台湾と日本、名門ホテル同士で高めあう。30年にもおよぶそのキズナ
ホテルの発展と強靭なフレンドシップ
「帝国ホテルのサービスレベルは際立って高く、そして繊細です。1890 年に開業し130年余りの歴史を持つ帝国ホテルに対し、私たちザ・シャーウッド台北は1990 年に開業した若干30年のホテルですから、100 年という大先輩の帝国ホテルからさまざまなことを勉強させていただこうと思っています」と語るのは、シャーウッド台北の歴史と共に歩んで来た名物GMであるアキム・フォン・ヘイク氏。
ホテルサービスを語るなかで、何度も「おもてなし」という日本語を使うアキム氏は、帝国ホテルとの交流などさまざまな努力を積み重ねることで質の高いサービスを提供し、台北において高い評価を確立しています。
また、ザ・シャーウッド台北では、ひとりのスタッフがさまざまな仕事ができるようにトレーニングをしているそう。
「例えばフロントのスタッフは、チェックイン・チェックアウトはもちろん、コンシェルジュやオペレーターなど幅広い仕事ができます。たとえば朝は多くのお客さまがチェックアウトにいらっしゃいますが、待たせることはあってはならないことです。多くのスタッフがチェックアウトの仕事ができれば、待たせることはありません。チェックインも同様です」とアキム氏。
これに対して、帝国ホテル 東京総支配人の金尾幸生氏が「ザ・シャーウッド台北ではスタッフひとりひとりが、与えられた業務だけでなく、幅広い仕事をこなしています。しかもどれも質の良いサービスへと繋がっている。この姿勢は帝国ホテルとしても勉強させられます」と話しました。
2020東京オリンピック・パラリンピックを控えている東京だけでなく、台北にも、新しいラグジュアリーホテルがこれからも多く誕生するでしょう。そのなかで選ばれ続けるためには、高い質を常に一貫性をもって保ち続けることが重要になってきます。
帝国ホテルが130周年、シャーウッド台北が30周年と、お互いに節目を迎える両ホテル。共に国内外の賓客を迎えるという使命を持ち合わせ、西洋流のサービスを自国の文化と融合させ、高いレベルの「おもてなし」を目指す方向性や客層など、いくつもの共通点が伺える両ホテル。
人材交流から始まった両ホテルのフレンドシップは、タイアップイベントの開催に発展し、これまでサービスや情報を共有し合うことで、国内外での相互のブランド力の向上に繋がっています。
今後も互いのフレンドシップが続くことでより強靭になり、国を代表するホテルとして更なる発展が期待されますね。
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