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台湾と日本、名門ホテル同士で高めあう。30年にもおよぶそのキズナ

岡田すみえ
岡田すみえ
2019/11/10

日本を代表するホテル「帝国ホテル」。1890年に海外からの賓客を迎える「日本の迎賓館」として、東京・日比谷の地に開業し、2020年に開業130周年を迎えます。

一方、1990年開業の「ザ・シャーウッド台北」は、台湾を代表する名門ホテルで、まもなく開業30周年を迎えます。それぞれの国を代表する、この名門ホテル同士のフレンドシップも、2019年で30周年。今回は、その経緯を振り返ってみましょう。

たがいを敬い、そして学ぶ

image by:ザ・シャーウッド台北

1990年、ザ・シャーウッド台北は台湾・台北市に開業しました。いまでこそ国内に外資系の5ツ星ホテルなどが進出していますが、当時の台湾には、海外からの賓客を迎い入れるクラスのホテルはほとんどありませんでした。

そこへ国内外のお客様に台北で世界トップレベルの宿泊とレストランを提供すべく、ザ・シャーウッド台北が誕生したのです。

クラシカルでエレガントな外観は、東洋文化の奥ゆかしさと優雅で荘厳なヨーロピアンスタイルを兼ね備えています。

image by:ザ・シャーウッド台北

東西文化の枠をあわせ持つザ・シャーウッド台北には、創業者の劉文治氏がヨーロッパから持ち込んだアートコレクションの数々がホテル内に展示されており、さながら美術館のよう。この素晴らしいコレクションは、当時の台湾でもあまり目にすることができない貴重なものでした。

そんな台湾国内で格式高いザ・シャーウッド台北と、日本が誇る帝国ホテルの交流は、なぜスタートしたのでしょうか?

image by:帝国ホテル

きっかけは30年以上前から始まります。ザ・シャーウッド台北のオーナーファミリーは、訪日時には帝国ホテルをよく利用しており、マネジメントとの友好関係がありました。

そしてザ・シャーウッド台北の開発を行う際に、帝国ホテルの小林哲也会長(役職は現職)にも相談にのってもらったのを機に、台湾随一の高級ホテルとして1990年に開業した経緯があります。その後も両ホテルの友好関係は続き、1996年からはスタッフの交換プログラムが始まりました。


きめ細やかで心地よいサービスを提供するザ・シャーウッド台北の「旅先の我が家」というモットーは、枕一つとっても客の好みに合わせる帝国ホテルの哲学と、ぴたりと合いました。

しばらく人材交流が続くなか、2015年に帝国ホテルが125周年、ザ・シャーウッド台北が25周年を迎えたのを機に、互いに何かできないかと思案した結果、コラボレーションの企画が持ち上がりました。

旅をこよなく愛する編集者。情報誌やエンタテインメント誌、ビジネス誌などで編集・ライターとして経験を積み、中国上海、カンボジア・プノンペンでの在住経験も有。2015年に帰国してからフリーライターとしてワークスタイルを確立。幅広いジャンルのテーマで執筆している。

台湾と日本、名門ホテル同士で高めあう。30年にもおよぶそのキズナ
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