こんなところにリトルトーキョー。海外で愛される面白いジャパンタウン
駅名まで日本!ブラジルのジャパンタウン
「リベルダージ」/ブラジル・サンパウロ
続いてご紹介するのは、ブラジル・サンパウロにある「リベルダージ(Liberdade)」。このジャパンタウンの存在を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
数百年前に移民してきた日本人を中心に発展してきたこの地は、いまでも約100万人もの日系人が住む場所。現地では、公用語のポルトガル語に混じって日本語も聞こえてきます。
2019年には移民110周年を記念して、メトロ1号線のリベルダージ駅が「ジャポン・リベルダージ駅」に改名されたことが大きな話題となりました。
日本の裏側に「日本」の名前が入る駅があるなんて、なんだか面白いですね。
ジャポン・リベルダージ駅を降りてすぐ目の前にに現れるのはなんと日本のお城!立派な建物ですが、実はここは銀行です。
ブラジルの国旗が飾られる反対側には漢字で「日本庭園」の文字が。朱色の使い方に日本を感じます。
鳥居と提灯が連なるなんとも日本風な景色。
信号機まで鳥居だなんて、日本愛が詰まってますね。この凝ったデザインはぜひ日本でも採用してほしいです。
エリア内は日本食レストランはもちろん、日本の書籍を扱う本屋さんや、日系スーパーもあります。生鮮食品にお味噌にお菓子など、一般的な日本の食材はスーパーでなんでもそろいます。
七夕の時期には、「サンパウロ仙台七夕祭り」も開催。一見、日本のお祭りのようにみえますが、ここはリベルダージです。
七夕祭りでは和太鼓や日本舞踊にYOSAKOI(よさこい)、空手の演武といった、日本の祭りさながらの演目が催されます。多くの演者が参加するパレードは圧巻ですよ。
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