若い人ほどスロー飲酒。忘年会で気をつけたい「イッキ飲み」実態調査

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2019/12/19

イッキ飲みをあおる人は「上司」が最多

イッキ飲みをするよう煽られたことはありますか?」という質問では、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は39.0%と、2〜3人に1人がイッキ飲みするよう求められた経験があることが明らかになりました。

イッキ飲みをするようにあおられた経験がある人に、誰にあおられたことがあるかも調査したところ、コンプライアンスが厳しくなってきている昨今にも関わらず「上司(先輩)」が55.4%が最多となり、次いで「友人」が44.7%、「同僚」が33.8%といった結果になりました。

image by:Shutterstock.com

イッキ飲みをするようあおられたことが「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人に、イッキ飲みを断れなかったことがあるかどうかを聞きました。

すると、79.5%が「断れなかったことがある(頻繁にある・時々ある)」と回答し、多くの人がイッキ飲みをあおられて、やむなくスピード飲酒をしてしまっている実態が明らかに。

断れない理由として「場の雰囲気を乱したくない、ノリが悪いと思われたくない(兵庫県・56歳男性)」「場の雰囲気がシラけないようにするため(神奈川県・35歳男性)」と、周りの雰囲気を悪くしてしまう懸念から断れなかったという意見が多く目立ちました。

また、「その場の雰囲気を壊したくなかったので。それと上司からの指示だったのでどうしても断れずやるしかなかった。どうにか実行はしたものの内心は嫌だった。(広島県・35歳男性)」「クライアントからの命令のようなものなので断ると仕事に影響すると思い、断れませんでした(福岡県・54歳男性)」というように、今後の仕事の影響からイッキ飲みを断れなかったという意見も。

イッキ飲みを進んでする人は「時代遅れ」「ダサい」

イッキ飲みを進んでする人はどういう印象ですか?」という質問では、「時代遅れ」(54.2%)に圧倒的に票が集まる結果になりました。次いで「見ていて恥ずかしい」(30.0%)、「ダサい」(27.2%)が続いています。

4位以降もネガティブな印象が続くなど、多くの人がイッキ飲みをする人に対して良い印象を持っていないことが判明しました。

上位に「時代遅れ」「ダサい」が入っていることからも分かるように、現代人にとって「イッキ飲み」はスタンダードでは無くなってきており、無理して周りに合わせてイッキ飲みをしても冷ややかな目で見られていることがわかります。


いまの時代の飲み方は「スロードリンク」

恋愛対象の相手に対してイッキ飲みをする行為についてどう思いますか?」という質問では、91.2%もの人が「カッコ悪い(カッコ悪い・どちらかというとカッコ悪い)」と答えました。

男女別で見ると、男性は89.2%、女性は93.2%の人が「カッコ悪い(カッコ悪い・どちらかというとカッコ悪い)」印象があるようで、男女関係なくイッキ飲みをする人は恋愛対象として良い印象ではないことが明らかになりました。

意識している相手やお付き合いしている相手の前でイッキ飲みをしてカッコつけようと思う考え方は、いまの世の中では古い考えになりつつあるようです。

また、イッキ飲みをしている様子を見るとドン引いてしまうかどうかについては、「ドン引きする(とてもする、する、どちらかというとする)」と答えた人が79.8%という結果に。約8割の人がイッキ飲みという行為に対して引いてしまうようです。

イッキ飲みなど、短時間で大量に飲酒する「スピード飲酒」と、時間をかけてゆっくりと飲酒する「スロードリンク(R)」のどちらに好印象を抱くかという質問では、「スロードリンク(R)」が92.6%と、ほとんどの人がゆっくりと飲酒する人に好印象を持っていることが判明しています。

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