宮沢賢治の童話の世界へ。岩手県の理想郷「イーハトーブ」をめぐる旅

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2021/07/19

リアル「注文の多い料理店」も!

image by:Haru

「宮沢賢治記念館」の駐車場のちょうど反対側に、『注文の多い料理店』に登場する「山猫軒」があります。

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物語の世界を忠実に再現した店内には、作中で出てくるクリームや塩が置いてあったり、有名な「どなたもどうかお入り下さい。決してご遠慮はいりません」の札があったりと、忠実に再現されています。

白金豚プラチナポークのカツどん image by:Haru

店内では岩手の特産品を使った料理が食べられます。ぜひ一休みするときは訪れてみてくださいね。

  • 山猫軒
  • 岩手県花巻市矢沢3-161-33
  • 定休日:年末年始
  • 9:00~17:00(L.O.16:30)
  • 公式サイト

「宮沢賢治イーハトーブ館」でアニメに触れる

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続いては「宮沢賢治イーハトーブ館」です。ここはシアターや喫茶店、ショップや図書館が入っていて、シアターでは宮沢賢治のアニメ作品を無料で視聴できます。

約20分前後の作品が数種類流れるので、お時間のある方は全て見てみるのもいいかもしれませんね。

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館内のショップには書籍やグッズが沢山並んでいるのですが、他のお土産ショップとは違い、ここは映像作品・アニメ化作品を多く取り扱っています。書籍や絵本は記念館にも売っていましたが、映像作品を買うならここがおすすめ。

  • 宮沢賢治イーハトーブ館
  • 岩手県花巻市高松1-1-1
  • 無料
  • 休館日: 12月28日〜1月1日
  • 8:30〜17:00(16:30までの入館)
  • 公式サイト

最後は花巻駅近くで壁画に思いを寄せる

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最後に花巻駅前通りに夜だけ浮かび上がる壁画をご紹介します。ここは「未来都市銀河地球鉄道」というタイトルの壁画で、日中はただの白い壁なのですが、夜になると特殊塗料により宇宙が浮かび上がります。

物語のなかに登場する検札シーンで死に向かうカムパネルラは、行き先の決まった切符を持っていますが、現世に戻ってくるジョバンニの切符は、どこまでも行ける素晴らしい切符だと表現されています。


銀河鉄道の旅は、未来がある限り終わらない。そんなイメージを作者も描いていたのかもしれません。

このように岩手県にはたくさんの宮沢賢治ゆかりの地があります。ほかにも賢治の過ごした家「羅須地人会館」や、注文の多い料理店を発行した出版社「光原社」などなど、あげればキリがないほど。

その一つひとつが童話と岩手を結ぶ貴重な場所です。皆さんも岩手県を訪れた際は、宮沢賢治の記憶を辿ってみてはいかがでしょうか。

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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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