旅を楽しみスマホを駆使し、パプリカを愛す。日本のシニア世代のいま
お出かけの移動手段は何を使う?
- 第1位 自家用車(65.0%)
- 第2位 電車(44.8%)
- 第3位 徒歩(43.5%)
全回答者1,000名に「お出かけの際どのような移動手段を使うことが多いか」と聞いたところ上記の順になりました。シニアの多くが、自家用車をお出かけのための大切な足として利用していることがうかがえます。
男女別にみると「自家用車」(男性71.2%、女性58.8%)は男性のほうが12.4ポイント高くなり、外出時に自家用車を使うのが女性より男性に多いことがわかりました。また「自転車」(男性25.8%、女性36.0%)は女性のほうが10.2ポイント高くなっています。
自転車でのお出かけは地元での買い出しなど、日常に密接したお出かけが多いのではないでしょうか。
全回答者1,000名に「自動車運転免許を持っているか」と聞いたところ、「現在持っている」は81.5%、「すでに自主返納した」は2.9%となりました。年代別にみると「すでに自主返納した」は50代0.8%、60代1.6%、70代8.4%となっています。
70代ではほかの年代と比べて自主返納率は高くなりましたが、最も高くなった70代でも1 割未満という結果でした。普段の生活で自家用車を使って移動することが多いシニアの場合、自動車運転免許の自主返納になかなか踏み切れないケースがあるのではないでしょうか。
また、現在自動車運転免許を持っている815名に「自身が何歳ごろまで運転を続けると思いますか」と聞いたところ、いずれの年代でも「70代まで」(50代40.8%、60代51.0%、70代39.2%)が最も高くなったほか、「80代以上」(50代7.0%、60代11.6%、70代32.7%)にも回答が集まり、70代のシニアでは3人に1人が80歳以降も運転を続けたいと回答しました。
高齢者の運転ミスによる大きな事故が相次いでいる現在。車がないと暮らせないという地域に住む高齢者も多く、何歳まで免許所持を続けるかの問題は今後も考えていく必要がありそうです。