なぜ訪日外国人は北海道を愛するのか?人気「宿」から見るその理由

Array
2020/03/21

2018年9月の地震の影響により、大きな打撃を受けた北海道の観光業界。道内の観光復興を支援しようと、風評被害の払拭や国内外からの誘客に向けた観光庁の取り組みのひとつが「元気です北海道/Welcome! Hokkaido」です。

この取り組みに賛同している、世界最大のクチコミ・プラットフォームTrustYou(トラスト・ユー)株式会社が、このたび北海道観光復興キャンペーン応援企画「外国人に選ばれる!クチコミ高評価の北海道の宿 2016―2018 総合&言語別ランキング」を発表しました。早速、その内容をご紹介します。

北海道ならではの自然景観を楽しめる小規模な宿がランキング上位に

第1位 登別温泉郷 滝乃家

image by:PR TIMES

総合ランキング第1位に輝いたのは、創業102年の歴史を誇る老舗旅館「登別温泉郷 滝乃家」でした。大正6年に料亭として創業した同宿は、2008年の大規模リニューアルにより、それまで61室だった客室を30室に建て替え、より洗練された和モダンな宿として生まれ変わっています。

温泉のデパート」と呼ばれる登別温泉にある同施設の大浴場では、硫黄泉やラジウム泉など4種の源泉を楽しむことができ、屋上階には、登別の樹林を望む天空露天風呂「雲井の湯」と庭園を望む露天風呂と内湯から成る「地縁の湯」があります。

image by:PR TIMES

「宿の名前に冠した『家』の文字に想いのすべてを込めています。お客様が普段通りにくつろいでいただけるような、旅先での安らぎの『家』となることが先代の時代から変わらない、当宿のコンセプトです」と語る女将さん。

その言葉通り、外国人宿泊客からも「まるで自宅で過ごしているかのようにリラックスできた」「クチコミ通りの素晴らしい宿!居心地の良い空間と最高のホスピタリティに感激した」といったクチコミが集まりました。

第2位 ペンションじょう蔵

image by:PR TIMES

第2位に選ばれた「ペンションじょう蔵」は、江戸時代の北の豪商、高田屋喜兵衛本店跡地にあった蔵の古材を再利用して蔵風に建てられた全6室のペンション。

「44年前に仕事で中南米へ行ったときにとあるペンションに数週間泊まって以来、いつか自分でもペンションを経営してみたいと永年温めていた夢を実現しました」と話すオーナーの佐藤さんがご夫婦で切り盛りする、アットホームなペンションです。

小規模な宿ならではの「アットホームな雰囲気」と「オーナーが親切でフレンドリー」「オーナーのホスピタリティが素晴らしい」といったクチコミが多く、英語でのコミュニケーション力や家族的なおもてなしが高く評価されています。


以下、第10位までのランキングです。さらにいくつかピックアップしてその人気の秘密を見てみましょう。

image by:PR TIMES

第3位の「カムイの湯 ラビスタ阿寒川」は、2015年にオープンした自然のなかのリゾートホテル。阿寒湖温泉街から5km強離れた立地でありながらも、逆に「自然のなかで何もしない贅沢」を満喫したい海外の個人客から特に人気を集めています。

第5位と第10位には、道内各地に13の温泉宿を展開する鶴雅グループ運営の2つの施設、「しこつ湖 鶴雅リゾート 水の謌」と「ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄」がランクイン。運営する鶴雅グループは、国立・国定公園内の豊かな自然とその土地固有の文化をテーマとした、個性豊かな宿を道内各地で展開しています。

image by:PR TIMES

「しこつ湖 鶴雅リゾート 水の謌」は支笏洞爺国立公園内の支笏湖を臨むロケーションにあり、温浴、エステ、フィットネス、ウォーキング、食事、睡眠などをあらゆる面からトータルプロデュースする、癒しと健康美をテーマとしたリゾートホテルです。

さまざまなマシンを完備した本格的なフィットネスジムや、約20種類の枕がそろうピローギャラリー、国内外から取り寄せたミネラルウォーターを多数そろえるアクアバーなど、ユニークな施設がそろっています。

また「ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄」は、良質なパウダースノーを求めて世界中から多くのスキーヤーが集まるニセコの地に、2013年オープン。館内は杢のぬくもりをテーマに統一され、総客室数25室の小規模施設ならではのきめ細かいサービスに定評があります。

特に冬の時期には、長期滞在の外国人宿泊客が多く「ホテルではなく、まるで別荘のような居心地だった」「素晴らしい自然、温泉、サービスに大満足」といった声が寄せられています。

このように、上位の施設には、客室や共有スペース、露天風呂など施設のなかからも自然景観を楽しむことのできる宿、上質なサービスや空間を提供するラグジュアリーかつ小規模な宿ホスピタリティあふれるオーナーが経営するゲストハウスやペンションなどが選ばれていることがわかりますね。

いま読まれてます
エアトリインターナショナル コスパが高いLCC「ジェットスター」直行便でラクラク!ケアンズで大自然の癒やしを満喫しませんか?
なぜ訪日外国人は北海道を愛するのか?人気「宿」から見るその理由
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます