なぜ訪日外国人は北海道を愛するのか?人気「宿」から見るその理由
英語、中国語、韓国語、タイ語。言語別で見る人気施設は?
日本語以外の外国語のクチコミによる総合ランキングをさらに言語別に集計・分析した結果をまとめた言語別ランキングでは、英語、中国語、韓国語、タイ語の4言語を対象とし、上位各5施設が抽出されました。
言語別に上位施設を見てみると、選ぶデスティネーション、宿に求める要素に違いがあることが判明。英語トップ5には虻田郡ニセコ周辺地域の宿が3軒入り、いずれも長期滞在に適した宿が選ばれていることから、欧・米・豪からの長期旅行者に人気の高いエリアであることがわかります。
中国語では、星野リゾートが運営し中国企業が所有する星野リゾートの「トマム ザ・タワー」と「リゾナーレ トマム」の2軒が選ばれており、団体での利用もしやすい大規模なリゾート施設が好まれている傾向に。
一方、タイからの旅行者には、札幌市内のシティホテルやビジネスホテルが人気であることがわかります。日本政府観光局(JNTO)の調査によると、2018年に日本を訪れたタイ人は110万人を越え、過去7年で7.8倍の急激な増加率、さらにその6割以上がリピーターとなっています。
タイ人の訪日目的の調査によると「自然を楽しみたい」が最多を占めており、TrustYouのランキング調査からも、河口湖を中心とした富士山周辺エリアの小規模施設がタイ人をはじめ外国人の間で人気を集めていることがわかります。
そのほかの自然景勝地を求めるリピーターが増加していることから、今後は道東や道北エリアなどの宿泊施設にも人が集まるのではと見られています。
またTrustYouの調査では、「旅行者の95%は、ホテルを予約するか決める前にクチコミ評価を読んでいる」ということがわかっており、外国人は特にクチコミ評価を重視して宿を決める傾向が高く、オンライン上のクチコミ評価は新たな顧客獲得の上で決定的な役割を担っているといえます。
雄大な自然や食文化を有する魅力的な観光地である北海道が、さらに多くの観光客でにぎわいを取り戻すため、私たちもぜひこの結果を参考に、折を見て北海道へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
- source:PR TIMES
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