大正時代に無くなってしまった幻の藍「京の水藍(京保藍)」を訪ねて
京の水藍は真っ白な花が咲く
藍の栽培は4月に種をまき、収穫は7・8月。かつて藍は、北は北海道から南は九州まで全国で栽培が行われていましたが、地方で科や品種が異なるんですって。花の色も違い、徳島の藍はピンク色、福知山市の藍は赤、そして京の水藍は「白花小上粉」といい真っ白な花が咲きます。
今のところ染まり具合は、徳島などのものとそんなに変わらないのだとか。でも今後、研究を重ね色合いが変わっていくかもしれませんね。
そして、なぜ「水藍」と呼ばれるかというと、この藍はお米と同じように水耕栽培で育てられるんですって!現在、100坪ほどを水耕栽培で育てています。「できれば今後、全部が水藍になればいいなと思っています」と吉川さん。畑いっぱいに、かつての水耕栽培の姿がみられる日もそう遠くなさそうです。
抗酸化作用バツグン!藍は日本のスーパーフード
ところで、ほづあい研究所を訪れたとき、最初に出してくださったのがこのお茶。抹茶?いえ、これは藍を挽いてたてたお茶なんです。
「昔から藍職人は病気知らずといわれていて、抗酸化作用がブルーベリーの10倍、ブロッコリーの20倍もあるんです。これはきっと藍職人さんたちも食べていたのではないかと思ってお茶にしたんです」。色は藍色なのですがクセがなく、ハーブティみたいな感じ。少し甘味があります。
このお茶は研究所でも販売していますし、年2回、4月と10月(予定)に開催される「藍茶会」でいただくことができるのでぜひ、味わってみてくださいね。
さて、吉川さんらが京保藍で染めた商品は、ファッションブランドMAISON KITSUNÉや日本のアパレルブランドでも販売。とーっても素敵なので、お店やHPを要チェックです!!
また、JR亀岡駅内の観光案内所にある「かめまるマート」や京都大河ドラマ館に併設された「光秀大河物産館」でハンドタオルなどを販売。
そうそう、京都大河ドラマ館の入り口に展示してある絵巻物の染めも吉川さんの作品なので、訪れたときはぜひ見てくださいね(写真は、京都大河ドラマ館に展示している巻物とは、違うデザインのもの)。
京都大河ドラマ館の記事はこちらから
さらに研究所では、月~金・日曜日に藍染め体験を開催。京都で育ったまぼろしの藍を身近に感じることもできます。時代に翻弄されながらも、よみがえった京都の藍で染めた、優しい藍色。ぜひ手にとってみてください。
ほづあい研究所
京都府亀岡市保津町三ノ坪50
営業時間 9:00~18:00
定休日 土・第5日曜日、祝日
※4月から「ほづあい研究所」は「京都ほづ藍工房株式会社」に改名
- source:KYOTO SIDE
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