好きだから、キライ。外国人が日本の生活で困っていること
海外旅行などで初めての場所を訪れたとき、知らない文化に驚いたり、困ったりした経験はありませんか?例えば「チップ文化」もそのひとつで、日本の慣習とは違うカルチャーも世界にはたくさん存在しています。
それは日本を訪れた外国人も同じで、初めて経験することに戸惑うことも少なくないようです。
今回は日本が好きで来日したアメリカ出身のマイクさん(仮名)と、韓国出身のキムさん(仮名)に、ビデオ通話でいろいろとお話を伺ってみました。
2020年でマイクさんは在住歴11年、キムさんは10年になる、かなりの日本ツウ。
いまでは日本語もペラペラで日常世界で困ることも滅多にないそうですが、それでも日本に住み始めた当初は、慣れないことばかりで困ったこともたくさんあったのだとか。
※以下は、インタビューに応じてくださった個人の体験に基づいた意見です。
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「クレジットカードの利用は3万円以上から」って何?
日本のクレジットカードでの支払いに対応しているお店では、入り口付近やレジ横に「VISA」や「MasterCard」のように、国際ブランドのステッカーが貼られています。
最近では、クレジットカードだけでなく、交通系ICカードやQRコード決済に対応しているお店も増えてきましたね。
しかし、マイクさんが日本で初めて訪れた歯医者さんでは、クレジットカード決済に対応しているにも関わらず、利用可能金額が設定されていて困ってしまったのだとか。
「僕が日本で歯医者さんへ行ったときに、3万円以上のお会計じゃないとクレジットカードが使えないといわれてとても驚いた。
そのときのお会計が1万3,000円だったんだけど、手持ちの現金が足りなくて。そしたら受付の人に『コンビニに行っておろしてきて大丈夫ですよ!』っていわれた」
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マイクさんが訪れた歯医者さんの受付にはクレジットカードのステッカーが貼られており、てっきり使えるのだと思っていたそう。
しかし、クレジットカードを利用するには3万円以上という利用金額が設定されていたため、結局はカード支払いできなかったのだとか。
「アメリカだったら現金をおろしに行くといって出たっきり、払いに戻ってこない人もいるから、そんなことは絶対にさせない。支払いが終わってない状態でいなくなられるよりはマシだから、クレジットカードで払わせてくれるところがほとんどだと思う」
その歯医者さんだけでなく、お店によっては利用可能金額を設定しているところもあります。また、「ランチタイムの支払いはカードNG」のように、時間帯によってクレジットカードを利用できないお店も少なくありません。
これはクレジットカード利用時にお店側がカード会社に支払う手数料の関係もあるみたいですが…利用者としては手持ちの現金がないときに困ってしまいますよね。このほかにも日本で生活をしていると、いろいろと困ってしまった経験があるみたいです。