好きだから、キライ。外国人が日本の生活で困っていること
ラーメン屋さんの「固め・濃いめ・多め」が難しい!

続いては、とあるラーメン屋さんでの出来事について。街を歩けば必ずといっていいほど看板を見かけるラーメン店。
日本各地には味噌ラーメンや塩ラーメン、とんこつラーメンに醤油ラーメンなど、個性豊かなラーメン店がたくさんあり、その土地ならではのご当地の味を楽しむことができます。
一部のラーメン屋さんでは、自分の好みに合わせて味や麺の柔らかさを変えることができますよね。
そんな好みを調節できるラーメン屋さんを訪れたキムさんは、「麺の固さ」と「スープの味の濃さ」と「スープの脂の量」について困ってしまったことがあるそうです。
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「まだ日本語がうまくないころ、ラーメン屋さんで『固さはどうしますか?』って聞かれたんだけど、ちゃんと聞き取れないし、どういう意味か分からなくて困ってしまった。そのとき行ったラーメン屋さんの店主が強面な人だったから、怒られそうでとっさに『お任せします!』っていっちゃった」
「席に着いて壁を見てみると説明書きがあったんだけど、それからは日本語が上達するまで行けなかった(笑)そのとき食べたラーメンはめちゃめちゃ美味しかったんだけどね!」
ラーメン屋さんだけでなく、お店のシステムを知らないと、とっさに答えられないこともありますよね。その点では、大好きな行きつけのラーメン屋さんはカスタマイズがとても簡単だと、マイクさんが教えてくれました。
「僕は一蘭が大好きなんですけど、カスタマイズをするときに紙に書くだけなのでとても便利だと思う。英語でもわかりやすく記載しているから、ラーメン屋さんに慣れていない外国人でも好みに合わせて注文しやすいんじゃないかな」
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薄味が好きだったり、濃い味が好きだったり、それぞれ好みは違うもの。そんな多くの要望に応えるために、一蘭では「麺・だし・こってり度・チャーシュー・ねぎ・秘伝のたれ・にんにく」の7項目から、それぞれの好みを選ぶことができます。
もともとは一人ひとりに口頭で好みを伺っていたそうですが、段々とお客さんが増えていくにつれ、確実でシンプルなかたちを取り入れるために現在のオーダー用紙が誕生。
オーダー用紙は日本語だけでなく、英語や韓国語、中国語にも対応しているので、日本語が苦手な外国人にとってもオーダーしやすいですね。