そんなコトある!?日本人がビックリした、海外の意外な「当たり前」
生まれた状況で名前が決まる/ナイジェリア
先ほどのコートジボワールやガーナの近くに、ナイジェリアという国があります。ギニア湾に面して、西からコートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナン、その次がナイジェリアですね。
先ほどはガーナやコートジボワールに多く暮らすアカン系民族を紹介しましたが、ナイジェリアを中心に、ベナンやトーゴといった隣国には、ヨルバ系民族が多く暮らしています。
このヨルバ系民族にもユニークな名付けの伝統があって、子どもが家族内でどのような順番で生まれたかによって、名前が決まるのだとか。
世界各国に暮らす寄稿者の声をまとめた、POCKET CULTURESの記事『Naming children: traditions in 13 different countries』では、ナイジェリアに暮らす寄稿者の声も紹介されています。
その記事によれば、ナイジェリア(ヨルバ系)で双子が生まれると、双子のうち年上の子どもを「Aiyewo」「Taiye」または「Taiwo」と命名し、年下の子どもを「Kehinde」と名付けるといいます。
つまり、家族内における生まれた順番で名前が決まるのですね。他にもいろいろ例はあって、
- Idowu:双子の後に生まれた男の子、または女の子
- Alaba:Idowuの後に生まれた男の子、または女の子
- Aina:首にへその緒が巻き付いて生まれたきた女の子(男の子の場合はOjo)
- Ige:逆子で生まれてきた男の子、または女の子
など、生まれ方によっても名前が異なるみたいです。さらにはユニークな例として、
- Bidemi:男の子、または女の子が生まれたときに、父親がまちの外にいた
- Abiona:男の子が旅行中に生まれた
- Tokunbo:男の子、または女の子が海外で生まれた
このように、生まれた日の状況によっても、名前が用意されているみたいですね。
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