匂わせ上等、手つなぎNG。海外と日本で違う、「不倫」境界線
「不倫なんてありえない」インド人
今回、「不倫のボーダーラインを聞くなんて、そんなこと自体ナンセンスだ!」と怒られてしまったのがインドでした。
いまなお続くカースト制度(社会的身分制度)が色濃く残るインドでは、宗教上の理由から婚前交渉を不道徳とみなしているほか、男性は4人まで妻を迎え入れることができる一夫多妻制も残っており、不倫の意識というよりも、そもそもの結婚への考え方がまったく異なります。
国際的に活動しているインド人は別として、イスラム圏の方への恋愛の質問は気をつけましょう。
浮気しづらいネパール人
感受性豊かで愛情深い性格を持つといわれるネパール人。地理的にインドと中国に囲まれた場所に存在するネパールは、インドと同様にカースト制度がいまだ残っています。しかし、インドよりも不倫に関しては寛容な模様。
ネパール出身の30代男性はこう語ります。
「カースト制の身分が高い層は、インドのように不貞行為の話題についてはかなりセンシティブで話題にも上がってきません。一方、カーストが低くなるにつれ、夫が別の女性に何かアクションをしていると『あんたもう何やってんのよぉ~』と流す奥さんは多いですね。
基本的にネパールの社会は狭くて、すぐに不貞行為の噂が広まりがちなので、浮気がしにくい状況です。あまり国内では不倫については考えないし、火遊び程度にしか考えません」
社会的な環境から浮気ができない状況、そしてそれが先祖代々続いている背景から、ピュアに夫婦生活を楽しむ文化が染みついているようです。なんだかうらやましいですね。
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