町田はうちのものだから。他県民が戸惑う「神奈川県民」あるある
「言葉づかいが汚い」といわれる…
語尾につける「〜じゃん」「〜だべ(べ)」は神奈川県の立派な方言。「じゃん」はまだかわいい印象ですが、「それは無理だべ」「昨日行ったべ?」など「〜だべ(べ)」はなかなか威圧感があります。
ほかにもめんどくさいを「かったるい」「かったりー」、大きい(でかい)を「でけー」、違うを「ちげー」など、いろんな単語を崩していう傾向があるので、県外の人から「言葉づかいが汚い」と思われやすいのが玉にキズ…。
SMAPの中居くんはバリバリの神奈川弁ですが、人が話しているのを聞くとヤンキーぽい口調だなと感じることもあります。
高知県出身「神奈川の人がちょっと荒い口調に聞こえて、最初は戸惑いました。でも標準語だから、なんとなく都会っぽいって思ってしまう」
「成人式荒れてたでしょ?」と聞かれる
そんな口調もあってか、神奈川出身と答えると「成人式荒れてたでしょ?」と聞かれることもしばしば。地域にもよりますが、筆者が参加した成人式は平和でしたよ。
川崎市出身「横浜の成人式は話題になるけど、うちなんかあったっけ…自分もだけど、川崎は成人式に行かない人も少なくないと思う。いつも会ってるしよくね?的な」
暴走族は日常茶飯事
でも暴走族が市街地で活動することはいまだに多いので、バイクの爆音でテレビの音がかき消されようが驚くことはありません。
なかでも湘南は暴走族漫画の舞台となることが多く、『湘南爆走族』や『ホットロード』のような、名作を生み出した地。いまでも暴走族が走る姿を見られるので、他県に行ってバイクの音が聞こえないと違和感すら覚えます。
横浜市栄区在住「最近、港北(綱島)から引っ越して、落ち着いたまちだな〜と思ってたんですが、夜中にどこからかバリバリとバイクの音が…令和になっても、こんな田舎でも、まだ生き残っているんだなぁとしみじみ思いました」
「スラダンの舞台」というと反応がいい
そして「スラムダンクの舞台は神奈川なんだよ!」というと妙に納得されます。
神奈川は意外にもアニメや漫画の聖地となる機会が多く、一般社団法人アニメツーリズム協会が公開している、全世界のアニメファンが選んだ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2020年版)」では、神奈川県内で10カ所、藤沢市内では5カ所が選ばれています。
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』や『刀使ノ巫女』も藤沢市が舞台なんですよね。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、例年にように遠方へのお出かけがしづらい状況が続いていますが、落ち着いたらぜひ聖地巡礼を楽しみたいですね。