町田はうちのものだから。他県民が戸惑う「神奈川県民」あるある
「厚木恵心病院跡地」は有名な心霊スポット
全国各地どこにでも心霊スポットはありますが、神奈川県の心霊スポットといえば「厚木恵心病院跡地」ではないでしょうか。
厚木恵心病院は、日本の廃病院のなかでも最大級の規模で、心霊マニアだけではなく廃墟マニアからも注目される場所。
現在は取り壊されて公園になりましたが、数年前までは「廃病院」といえば「あそこだな」と通じるくらい有名なスポットでした。
知られざるデートスポット「ヤビツ峠」
「ヤビツ峠」も神奈川おなじみの心霊スポットですが、それ以上に夜景スポットしての知名度ほうが上かもしれません。
峠に向かう途中の菜の花台には展望台があり、晴れた日には秦野市内だけでなく、相模湾から江ノ島までの景色を一望することができます。週末は多くのカップルでにぎわう、おなじみのデートスポットです。
「ハマのメリーさん」を知っている
横浜周辺のかたなら、「ハマのメリーさん」の名を一度は聞いたことがあるはず。舞台メイクのような白塗りのお顔に全身白いドレス姿が特徴な、伝説の娼婦です。
素性はほとんど明かされぬまま1995年に横浜から姿を消してしまいましたが、いまでも名が残るほどのインパクトのある方でした。
横浜市中区在住「子どものころ、実際にメリーさんに会ったことがあるよ。なぜだか覚えてないんだけど、チョコか飴か、なにかお菓子をくれたんだよね。オヤジが知り合いだったのかな?小柄で、周りを気にする、丁寧な感じのおばあさんだった」
地元の祭りが自慢
「湘南ひらつか七夕まつり」は、豪華絢爛な七夕飾りを観に、全国から例年170万人もの人が訪れる有名なお祭り。
ほかにも、約1万発の花火を打ち上げる「あつぎ鮎祭り」や「よこすか開国祭」「横浜スパークリングトワイライト」など、県内では毎年多数の盛大なお祭りが開催されています。
多くのメディアに取り上げられるほどの豪華な祭りは県民の自慢!残念ながら今年はコロナウイルス感染拡大の影響でどのイベントも中止となってしまいましたが、またにぎやかなお祭りを楽しめる日が待ち遠しいですね。
神奈川県内での格付けがある…?
横浜市民のなかには、日本第2の都市は大阪ではなく「横浜」という人も少なくありません。神奈川といわず、横浜というところがポイントですね。
また、町田と隣り合う相模原市民は、のんびりしたイメージのある「津久井」とひとくくりに「相模原」と呼ばれることを嫌がったりするのだとか。
そんないろいろな個性豊かな街が集まる神奈川ですが、実は県内に「ヒエラルキー」が存在します。今回お話を伺った神奈川県民のおひとりの、一個人的な見解を例にご紹介すると、
みなとみらい>横浜(駅周辺数km圏内)>鎌倉(中心地)≒湘南(ごく中心地)>川崎(中心地)>相模原・厚木(中心地)>横浜(青葉区・瀬谷区など)≒川崎(麻生区など)>>>>相模原(津久井)≒足柄
このような感じ。ちなみに、箱根はほぼ静岡だそうです。町田と逆の扱いですね…。
横浜だからといって必ずしも神奈川県の頂点に立っているわけではなく、同じ市のなかでも格差があるよう。他県出身者からすると「なんのこっちゃ」と、なるようなヒエラルキーが存在しているのが、神奈川県なのです。
今回は個性あふれる「神奈川県民あるある」についてご紹介しました。他県には伝わらないようなコアな話題や独特の文化に、思わず「わかる!」と、うなずいてしまうものもあったのではないでしょうか。
同じ県内でも、市単位で調査をするとまた違ったエピソードがあります。紹介しきれなかったエピソードも含めて、個性豊かな神奈川県民あるあるをもっともっと探していきたいですね。
- 参考:総務省統計学,一般社団法人アニメツーリズム協会「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2020年版)」
- image by:Shutterstock.com,編集部
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。