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1689年創業の由緒あるマルト醤油が「泊まれる醤油蔵」として復活した理由

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2021/02/06

醤油醸造の復活、そして新しい宿泊のかたちへ

当時の法被 image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油

今回の宿泊施設創業のきっかけにもなったのが、醤油醸造の復活です。18代当主の木村さんは、蔵に残る古文書を紐解きながら、当時携わっていた人々の言葉を紡ぎ、5年の歳月をかけ醤油もろみ製造の成功へ導きました。

そしてさらに多くの方たちにもう一度マルト醤油を堪能してもらいたいという想いから、泊まれる醤油蔵として歩み始めることになったのです。

18代当主である木村浩幸さん。image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油
image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油

試行錯誤しながら現代に復活したマルト醤油ですが、70年前に一度途絶えてしまったマルト醤油とほぼ同じ醤油なのだとか。

醸造蔵に棲みついた酵母菌。image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油

というのも、醤油造りに不可欠な酵母が醸造蔵にずっと生き続けており、さらに書庫からマルト醤油の造り方を記した文書が見つかったため、代々造られていたマルト醤油を再現することができたのです。

image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油

このマルト醤油ですが、地元原材料と天然醸造製法にこだわり、約2年かけてじっくりと熟成させることから、販売は2022年を目指しています。がしかし、宿泊者はひと足早く、食事でその醤油を楽しむことができるのだとか。

朝食 image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油
庭風景 image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油

食事は、当時最上のお客様をお迎えしていた特別な奥の間でいただくことができます。奥の間で美しい景色を眺めながら、緑あふれる空間でゆったりと朝食を味わう。心が充実するひとときですね。

また、この地域は古都・奈良の稲作発祥の地。多種多品目の野菜が育まれる田原本町の新鮮野菜もたっぷり味わえますよ。地産の恵を、復活した醤油と美しい庭の景色を眺めながら堪能してみてください。


宿の周りにはパワースポットも点在

宿のある田原本町は、 田畑に囲まれ大和の原風景が望める地であり、重要文化財や遺跡、神社仏閣が多く存在しています。

image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油

たとえば、「村屋坐彌冨都比賣神社(村屋神社)」。奈良盆地のなかで唯一残る古代の精霊宿る原生林にある村屋神社は、日本最古とされる「大神神社(おおみわじんじゃ)」の別宮。

古よりこの両方をお参りすることで御利益があると伝わるパワースポットです。この神聖な祠は、宿から歩いて約1分のところにあります。

image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油

また、弥生時代の環濠集落(かんごうしゅうらく)とされる国史跡「唐古・鍵遺跡」、邪馬台国の候補地とされる「纒向(まきむくい)遺跡」も車で10分ほどの場所にあります。

周囲をめぐりながら、古代からの歴史に触れてみるのもいいですね。

  • NIPPONIA 田原本 マルト醤油
  • 奈良県磯城郡田原本町大字伊与戸170
  • 0744-32-2064
  • 近鉄田原本駅より車で10分
  • 公式サイト
  • image by:NIPPONIA 田原本 マルト醤油
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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旅をこよなく愛する編集者。情報誌やエンタテインメント誌、ビジネス誌などで編集・ライターとして経験を積み、中国上海、カンボジア・プノンペンでの在住経験も有。2015年に帰国してからフリーライターとしてワークスタイルを確立。幅広いジャンルのテーマで執筆している。

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