【2021】香しいバラに癒やされる…… バラが美しい京都の素敵スポット
バラの季節がやってまいりましたが、今年は見に行くことがちょっと難しそうですね。古くから世界中で愛されているバラですが、その種類はなんと4万種もおよぶといわれています。
今回はそんな数々のバラが見られる京都府内の名所と、そこに咲き誇るバラの花をご紹介。見ているだけでも優雅なバラの香りに包まれた気分に……今回は画像でぜひ、楽しんでください。
※掲載施設の中には緊急事態宣言下では閉園しているところもありますので、ご承知おきください。
古代のバラやマリー・アントワネットが愛したバラが咲く
すとろべりぃあいすバラ園 @舞鶴市
見ごろ:5月上旬〜6月中旬
舞鶴市内の住宅街にあり、全日本品種第3位に選ばれたバラ園です。2,000平米の敷地にはイングリッシュローズやオールドローズをはじめ現代バラやランブラー種など1,100種類ものバラが咲き、バラ好きには堪らない空間です。
こちらの魅力は品種の多さだけでなく、日本でここだけしかないバラが2種も見られるということ。そのひとつがヒマラヤの麓で自生しているバラで、7000万年前、人類が誕生する前に生まれた「ロサ シノウィルソニー」。3年毎しか咲かないといわれる白く可憐な花が今年咲く予定だったのですが……今年見られないのは、ちょっと残念ですね。
もうひとつは120年前に誕生した一重の「シルバームーン」。写真から見てもわかるように、上品でしとやかな姿の花ですね。
また、ほかにもマリー・アントワネットが香水に使っていたという「ロサ ムンディ」(写真:上段真ん中)なども見られるそうです。オーナーの亀井毅志さんにうかがうと、現代ローズにはないオールドローズならではの上品な香りなのだとか。うっとりする高貴な香りなんでしょうね~。
そのほか、バーゴラ(棚)やアーチに絡まるバラはロマンチックで写真映えもバッチリ。オーナーのバラへの愛がたっぷり詰まった、まさしく「バラの園」を堪能してくださいね。
■■INFORMATION■■
すとろべりぃあいすバラ園
京都府舞鶴市福来120
0773-77-1267
10:00~18:00(オフシーズンは17:00まで)
休み:火曜(ハイシーズンは無休)
料金:無料 ただしローズフェスティバル期間中のみ入園料が必要:大人 300円/子ども 100円
歴史ある植物園で京都や王室にちなんだ名前のバラを
京都府立植物園 @京都市
見ごろ:5月上旬〜6月上旬
京都市の北山にあるこちらは日本で初めてできた公立の総合植物園です。約24ヘクタールの園内には約1万2,000種もの植物が植えられ、季節ごとにさまざまな植物が楽しめる府民の憩いの場になっています。
ばら園があるのは植物園の南側、正門の近くでモダンローズを中心に約320品種、1,400株のバラを楽しむことができます。
約320種もの中には京都にちなんだ「高尾」「桃山」「嵯峨野」「貴船」「大文字」といった名のバラやグレース王妃に捧げられた「プリンセス・ドゥ・モナコ」、エリザベス女王の戴冠にちなんで名付けられた「クイーン・エリザベス」といった優雅な名前のバラも。一度にたくさんの品種が見られるので、同じバラでもこんなに色や形に個性があるのか~と驚かされますね。
緑に囲まれた園内からは比叡山も望められ、自然の中で一日のんびり過ごすことができますよ。緊急事態宣言下では閉園していますが、あけたらまたぜひ、訪れてみてください。
■■INFORMATION■■
京都府立植物園
京都府京都市左京区下鴨半木町
075-701-0141(京都府文化スポーツ部文化政策課 植物園)
9:00~17:00(入園は16:00まで)※5月16日(日)までは9:00~18:30(入園は18:00まで)
休み:12月28日〜1月4日
料金:一般 200円/高校生 150円/中学生以下無料