下の毛ないの!?外国人と日本人の気になる「ヒミツの場所」ケア事情
欧米の男性はいつから処理し始めた?
話は戻って、おけけの処理について。そもそも欧米ではいつごろから処理が始まっているのでしょうか?
例えば古い彫像などを見ると、ヌードモデルの男性にはおけけが健在な場合も多い気がします。さらにアメリカでは体毛がセクシーだと考えられていた時代があったはずです。一体、何が変化のきっかけとなったのでしょうか。
そのヒントが海外のWebサイト「The HUSTLE」の「The Manscaped Man: A History」に書かれています。同記事によると1960年代から70年代にはやはり体毛が一種の性的な魅力として考えられた時代がアメリカであったみたいです。
しかし転機は1980年代。アメリカ・ニューヨークのマンハッタンにある小さなサロン「J. Sisters Salon」によってもたらされます。
ブラジルから移住してきたグループにより設立されたサロンで、ビジネス上の差別化を図る意味も込めて「ブラジリアン」をキーワードにセンセーショナルな脱毛スタイルが提案されます。いわゆる「ブラジリアンワックス」ですね。
具体的には「The Brazilian(ザ・ブラジリアン)」と呼ばれるワックストリートメントが打ち出され、まずは女性が殺到して、そのブームが全国的な広がりを見せます。
さらにメディアが「完璧な男性像」としてムダ毛のない姿を打ち出し始めると、いよいよ男性にも脱毛トレンドが広がり、「manscaping(男性のための脱毛)」のコンセプトが立ち上がってくるのですね。
さらにメディアの影響、元サッカー選手のデビット・ベッカムのような脱毛するアスリートの影響で、いよいよ男性の脱毛が盛んになります。その結果、いまでは35%のアメリカ人男性が週に1回は処理するくらいになったのですね。
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