すすきのから好アクセスでアートに浸る。ホテル「THE KNOT SAPPORO」の魅力
旅するホテルがコンセプトの「THE KNOT(ザ ノット)」。横浜、新宿についで2020年8月に「THE KNOT SAPPORO(ザ ノット 札幌)」がオープンしました。
その土地ごとのストーリーを感じる滞在になるよう、趣向があちこちに凝らされたホテルで、食や文化などが旅するように楽しめます。今回はこの「THE KNOT SAPPORO」を、滞在した体験を交えてご紹介しましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
北海道らしさを最先端で体験する「THE KNOT SAPPORO」
2017年に横浜、2018年に新宿、2020年8月に札幌と広島が同時オープンした「THE KNOT」。この街だからこその体験ができるライフスタイルホテルで、コンセプトは、「旅するホテル」です。
居心地が良いのはもちろん、旅人も、働く人も、暮らす人も、その街の良さを新発見&再発掘するきっかけとなる空間を目指し、街それぞれに特徴があるように、各地の「THE KNOT」は違うテーマを掲げています。
今回紹介する「THE KNOT SAPPORO」の掲げるテーマは「大自然の大都会で」。札幌、北海道のエッセンスに触れる空間として、地域の文化発信の一つの拠点となれる場所を目指しているんだとか。
自然のぬくもりと都会の洗練された要素を融合させたホテルになっており、デザインコンセプトは“THE FUSION(融合)”で、デザインテーマは“Modern Nature”とのこと。
北海道産の温もりを感じる素材と無機質な素材を組み合わせるなど、ゲストに楽しさと驚きを与えるための演出のひとつとなっています。
「THE KNOT SAPPORO」は、北海道らしい赤レンガに覆われた外観が目印です。さっぽろ地下街「ポールタウン」直結で、地下鉄大通駅からもすすきの駅からも徒歩数分の好立地。市電「狸小路」駅で降りれば、ホテルは目の前に。
札幌軟石を彫り込んだ「THE KNOT SAPPORO」のロゴもまたポイントで、壁には江別のレンガタイルを使用。
廃棄部分が多く出てしまう通常のレンガタイルに工夫を凝らし、環境に配慮した手法を取り入れており、デザインも現代的に表現しています。
レンガタイルの壁から出る自然の温もりと、現代的なデザインパターンが「THE KNOT SAPPORO」のすべての空間デザインの軸になっています。
ホテルの1階には、100年以上の歴史を持つ北海道の老舗和菓子店「千秋庵」があります。
札幌のおいしい地下水が無料で飲めたり、ここだけのソフトクリームメニューや定番の「ノースマン」、和菓子の実演販売など、札幌の街並みの変化を見つめ続けてきた老舗ならではのおもてなしが楽しめます。
また、北海道発のコンビニ「セイコーマート」、通称セコマがホテルの1階に。道産素材をふんだんに使ったプライベートブランド商品がズラリと並び、店内調理のできたて惣菜が食べられる「ホットシェフ」も人気です。
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ホテルロビーは2階にあり、そのフロントは道南杉、札幌軟石など天然の素材と、真鍮やステンレス、銅板など無機質な素材を組み合わせながら自然が織りなす有機的な形を表現しています。
フロントの前には、ストーブを囲むように、ソファや椅子が並べられ、映える空間が施されています。こちらでチェックイン・チェックアウト手続きが可能です。
フリーペーパーなど並べられたラックには、ホテルオリジナルのフリーペーパーもあるので、チェックしてみてください。