あえて乗りたいANA国内線「プレミアムクラス」、実は安く乗る方法もあるって知ってた?
プレミアムクラスはマイルも貯まりやすい…が、特典航空券に注意!
プレミアムクラスと普通席の違いは、搭乗時だけではありません。ANA公式サイトなどからプレミアムクラスを予約、購入した場合、普通席よりも「マイル」が多く貯まります。
貯まったマイルは特典航空券や、一般の買い物で使えるポイントなどに交換でき、なにかと便利です。
そして、搭乗しないと加算されない「プレミアムポイント(PP)」も、普通席よりも多く貯めることができます。
年に数回しか搭乗しないのであればほぼ関係ありませんが、国内線に年間20回、30回と搭乗する人なら、プレミアムポイントを貯めることで、搭乗実績に応じて付与されるステータス、いわゆる上級会員になることができるかもしれません。
ANAで「プラチナ」以上のステータスを獲得すると、「ANA LOUNGE」を普通席であっても無料で、優先チェックインや優先手荷物受け取り、優先搭乗などが利用できます。
なお、特典航空券で搭乗する場合、マイルもプレミアムポイントも加算されないので注意してください。
プレミアムクラスの特典航空券の設定はなく、空席があれば事前アップグレードが可能ではあるものの、マイルやプレミアムポイントの積算はゼロです。
プレミアムクラスにできる限り安く乗る方法は?
飛行機の運賃は、航空券の購入時期や空席状況などによって変わります。最も高い普通運賃で搭乗する人は、実のところほぼいないでしょう。国内線プレミアムクラスにも、運賃がいくつかあります。
例えば、羽田=新千歳線(片道)の場合、運賃は以下の通り。運賃により、貯まるマイルやプレミアムポイントの数が異なります(以下の運賃等は2022年7月15日を参考にしています)。
【プレミアムクラス】
- プレミアム運賃:58,240円(765マイル)
- バリュープレミアム3:49,340円〜(637マイル)
- プレミアム株主優待割引:35,390円(637マイル)
【普通席】
- フレックス(普通運賃):42,140円(510マイル)
- バリュー:29,940円~(382マイル)
- スーパーバリュー28:25,840円(382マイル)
- 株主優待割引:21,390円(382マイル)
普通席の最安運賃と比べると、プレミアムクラスはとても高く感じるでしょう。シーズンによっては往復購入すると10万円以上になる場合も珍しくありません。
上記の場合、株主優待券を使うのが最も安く、株主優待券はANAの株主でなくても金券ショップなどで時期によっては数千円で入手できます。
また、普通席の運賃でチケットを購入し、出発2日前~20分前までのアップグレードをするのも手。
羽田=新千歳線の場合、前日までだと「1万4,000円」、当日は「1万5,000円」です(2022年3月27日~2022年10月29日搭乗分/2022年1月18日時点)。
もちろんプレミアムクラスに空席がある場合に限ります。人気路線だと空席がないこともあるので注意。
例えば、時期によっては普通席1万4,000円ほど+1万4,000円=約2万8,000円でプレミアムクラスに搭乗でき、最もお得です。
ただ、マイルやプレミアムポイントの積算率は、プレミアムクラスを最初に購入する場合よりもやや少なめなので注意。
ANAのスタータス保有者に毎年付与される「アップグレードポイント」を使い、普通席からアップグレードする方法もあります。これも、出発2日前からの受付。国内線プレミアムクラスでは一律「4ポイント」です。
路線によってアップグレード料金が異なるので、羽田=新千歳、那覇などの場合は高めの設置なのでお得。もし、アップグレードポイントを持っていれば実質負担ゼロなので、チャレンジしてみてください。
ANAの国内線プレミアムクラス、その主なメリットを挙げると「快適な座席でのフライト」「機内食と特別なドリンク」「さらに丁寧な接客」です。
ステータス所有者以外だと、空港のラウンジや優先チェックインなどもメリットであり、飛行機に乗る際にいろいろなシーンで「待たされる」ことがなく、時間のロスが少ないのも、実はかなり大きい良さにあげられます。
誰でも快適かつワンランク上のフライトが体験できるANAの国内線プレミアムクラス。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
- 参考:ANA「アップグレード料金表(2022年3月27日~2022年10月29日搭乗分)」(PDF)
- image by:シカマアキ
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