日本人が知らない、食に関する世界の「カルチャーショック」

Array
2022/04/30

「バナナ」は、かつて高級食材だった?

image by:Koutas/Shutterstock.com

年配の人に聞くと、「バナナ」が高級食材だった時代があるみたいです。いまでは、年間を通じて最も手軽に食べられるフルーツの代表選手になっているのではないでしょうか。

このバナナを食べる量、日本人は多いと思いますか、少ないと思いますか?国連食糧農業機関(FAO)の資料を見る限り、中国やインドなど人口の多い国が、比較すると国別でトップにきています。では、人口の多さに影響を受けない国民ひとり当たりの比較ではどうなのでしょう。

国連食糧農業機関(FAO)の資料を基にしたチェコのオープンプラットフォーム『Helgi Library』によると、パプアニューギニア、ラオスの人たちが突出してたくさん食べていて、ルワンダやドミニカ共和国などが続いていると分かります。パプアニューギニアといえば、太平洋に浮かぶ島国です。

海外では主食になるほど

image by:Mike Workman/Shutterstock.com

いうまでもなくバナナは熱帯の果実です。日本にある植物園などでも南国の植物としてガラス張りの温かい部屋で栽培されていますよね。

<熱帯アジア原産。熱帯各地に広く栽培され、ブラジル・インド・フィリピンなどに多い>(岩波書店『広辞苑』より引用)

例えば、パプアニューギニアになるとバナナは単なるフルーツではなくなります。バナナの皮を使った「ムームー」という料理があるだけでなく、一部の地域では主食のひとつとしても食べられています。

日本では、食後のデザートや手軽な栄養食といった扱いにすぎないバナナも、トップの消費量を誇る国では主食として食べられているのですね。それではさすがに消費量に差が出てしまいそうです。

いま読まれてます
 静岡 “毒”なのにファンが続出?熱海の新名物「毒饅頭」に新味が登場 ★ 30
 京都 「あじさい寺」丹州観音寺へ古寺探訪。福知山で話題の展望台へ ★ 214
 大阪 「ちゃうねん!知らんけど」他県民が戸惑う大阪府民あるある ★ 1831
 国内 「クリぼっち」を楽しむ、おひとりさま女性のリアルな選択肢 ★ 73
 京都 「もうひとつの京都」エリアで咲き誇る穴場の桜〜一本桜・大桜・絶景桜〜 ★ 516
エアトリインターナショナル コスパが高いLCC「ジェットスター」直行便でラクラク!ケアンズで大自然の癒やしを満喫しませんか?
日本人が知らない、食に関する世界の「カルチャーショック」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます