日本人が知らない、食に関する世界の「カルチャーショック」
スタバ多いけど、意外と飲まない「コーヒー」
「コーヒー」に関しては、普段からどのくらい飲みますか?パソコンの前に座って原稿を書く時間が長い筆者の場合は、4杯も5杯も1日に飲んでいます。
5杯目くらいになると、本当に飲みたくて飲んでいるのか分からない、カフェイン中毒ではないかと自分を疑っていますが、ここまで飲まなくても1日1~2杯程度であれば飲む人も多いのではないでしょうか。
都市部を中心に喫茶店やカフェがたくさんあります。コンビニコーヒーもすっかり定着しました。スーパーマーケットに行けばコーヒー豆の陳列コーナーにはかなりの商品が並んでいます。
身の回りの印象を軽率に一般化すると、どちらかといえば「日本人=コーヒーを飲む国民」だと感じてしまいますが、実際は違うらしいです。
全日本コーヒー協会「コーヒーの需要動向に関する基本調査」を参考にした農林水産省の情報によると、ルクセンブルクやフィンランド、スウェーデン、ノルウェーといった国々が世界のトップだと分かります。
ルクセンブルクとはベルギーやフランス、ドイツに囲まれた小国で、それ以外は北欧各国です。
国際コーヒー機関の統計資料を参考にした味の素AGFの情報では、ひとり当たりのコーヒー消費量のトップが、ノルウェー、スイス、EUとされています。別の情報源でも北欧の名前がやはり目立ちますよね。
日本でも取り入れたいコーヒーブレイク習慣
例えば、主要消費国のノルウェーの労働法では、コーヒー休憩に関する決まりが定められているくらいなのだとか。1日の労働時間が4~6時間の場合は1度のコーヒーブレイク、6時間以上で2度のコーヒーブレイクが法律で義務付けられているのですね。
2回のコーヒーブレイクが作業上厳しい場合は、1回のコーヒー休憩を長めに入れてもいいなど、ルールは本当に細かいです。
コーヒーブレイク中はスタッフ同士のちょっとした親睦の機会にもなっているみたいですから、真似したいな文化だなと思いました。