日本人が知らない、食に関する世界の「カルチャーショック」
「ラーメン」大国といえば?
街を歩けばいたるところに見かける「ラーメン」の看板。専門店はもちろんのこと、居酒屋や食堂などでも食べられているソウルフードのひとつともいえます。全国各地には多種多様なラーメン店が点在し、ご当地グルメとしても親しまれていますよね。
そんなラーメンですが、すぐに食べることができる「カップ麺」や「袋麺」といった、即席麺も販売されているので気軽に楽しむことが可能です。コンビニやスーパーマーケットでは、自分の好みによって商品を選ぶこともできます。
世界で一番ラーメンを食べるのは韓国人!?
日本の韓国料理店や、現地の飲食店を訪れたことのあるかたなら見覚えがあるかもしれませんが、韓国では基本的にラーメンといえば「乾麺」です。プデチゲなどの鍋料理に入っている麺は、日本のように生麺ではなく乾麺が主流。初めて見たとき、驚いた経験のあるかたもいるのではないでしょうか。
実は韓国はいわずと知れたラーメン大国で、世界ラーメン協会(WINA)によると、なんと年間消費量は約80食。国民ひとり当たりの年間消費量が多いランキングの第1位に輝いています(2020年時点)。
単純計算で3〜4日に1度はインスタントラーメンを食べているということになりますから、韓国人がラーメン好きというのは本当のようですね。ただし、あくまでも飲食店でのラーメン消費量は含まれていないため、それをいれると日本人もなかなかの数になると思うのですが、いかがでしょうか。
このように日本人にも身近な「食」を通じて世界と日本の違いを探ると、興味は尽きることがありません。新型コロナウイルス感染症が落ち着いて、世界を自由に旅できる世の中に戻ったら、身近な食品を入り口に旅先の暮らしを調べ、日本との違いを学んでから訪れると、また旅のおもしろさが深まるかもしれませんね。
- 参考
- トマト大学 – カゴメ
- 世界と日本のコーヒー豆事情 – 味の素AGF
- Banana Consumption Per Capita – Helgi Analytics
- 世界で一番おコメを食べているのはどこの国? – Tripadvisor
- 特集1 米(2) – 農林水産省
- アルメニア共和国 – 外務省
- トマトの旨味を凝縮!トルコ料理に欠かせない発酵調味料「サルチャ」 – 発酵美食
- コーヒーの消費量をおしえてください。 – 農林水産省
- コーヒーの需要動向に関する基本調査
- フィンランドのコーヒー消費量が世界一の秘密は、労働者の権利にあり – GLOBE+
- Work pauses – PAM
- パプアニューギニア独立国 – 外務省
- バナナ – NHK
- パプアニューギニアの伝統料理 – 国連フォーラム
- パプアニューギニアにおけるバナナ栽培品種の多様性とその利用: カラプア亜群に着目した事例研究
- 米の消費動向に関する調査の結果概要 – 農林水産省
- インドネシア共和国 – 外務省
- バングラデシュで成長する精米ビジネス – jica
- FAO
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