2022年は7年に一度の御開帳の年!長野県「善光寺」ご利益を授かる旅へ
「遠くとも一度は詣れ善光寺」という言葉が残されているほど、古くから信仰の対象となっているお寺が長野県にある「善光寺(ぜんこうじ)」です。
日本で最も古い御本尊を持つとされる善光寺、詣でるのなら2022年は最適!というのも2022年は7年に一度だけ訪れる特別な「御開帳」の年に当たるのです。今回は今年ぜひお参りしたい、長野県善光寺とその御開帳についてご紹介します!
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7年に一度の御開帳!2022年の「善光寺」
全国的にも名の知られたお寺である善光寺。長野県のパワースポットとして全国から多くの人々が訪れます。
広く長く信仰を集める理由は、たくさんの重要文化財を保有していること、日本で最古の仏像が御本尊であること、無宗派のお寺であることなどなど。
重要文化財は一度は見てみたいものですし、宗派を問わないという珍しい形も広く信仰を集める理由です。創建は約1400年前、数々の武将からも信仰を寄せられた善光寺は、2022年に7年に一度の特別な年を迎えます。
2022年4月から6月にかけて、善光寺では7年に一度のとても大きく重要な行事が行われます。それが7年に一度だけ行われる「御開帳」です。
善光寺の御本尊は「一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)」像。仏教が渡来した際に百済から伝わったものとされています。
普段、御本尊はまったく目にすることができませんが、数え年で7年に一度だけ扉が開かれる「御開帳」の行事が行われます。そのお姿を見ることで如来様とのご縁が結ばれるといわれているんですよ。7年前の御開帳の際には全国から約700万人もの人々が善光寺を訪れました。
善光寺の御本尊は絶対秘仏
善光寺の御本尊は日本で最も古いといわれていますが、実はその姿は誰も見ることができません。住職さんでさえ見ることができない「絶対秘仏」で、過去もこの先も誰かの目に触れることは絶対にないというとても神秘的な仏様なのです。
7年に一度の御開帳で私たちが目にすることができるのは、鎌倉時代に造られた前立本尊(まえたてほんぞん)。
本尊を模して造られたいわば贋作のようなものですが、本当に同じお姿なのかどうかを確かめることはできません。本物を模した前立本尊でさえ、7年に一度の御開帳でしか目にすることができないとても特別なものなのです。
どうして絶対秘仏となったのか?
善光寺の御本尊がどうして秘仏となったのかは定かではありません。現在では誰も目にすることができない如来様ですが、人の手によって造られたものであることに間違いはなく、日本に伝わった時には見た人がいたはずですよね。
絶対秘仏となった理由は、お告げによって隠された説、御本尊の尊厳を保つため説、御本尊の保存のため説、御本尊はもう消滅している説などが伝わっていますが、本当のことは何も分かりません。不思議だからこそ興味を引かれ、神秘性が増しているのですね。