日本はソレ、ありなの!?外国人と日本人に聞いた意外な「カルチャーショック」
外でお酒を飲めない国がある
皆さんは、2022年のお花見はしましたか?明るい時間から飲酒するとなると、ちょっと後ろめたさが生まれるかもしれませんが、お花見の時期は日中からでも堂々とお酒が飲めるので、たまらない開放感を味わえるはずです。
とはいえこの屋外での飲酒、意外に禁止されている国が少なくありません。
過去に一緒に花見をしたカナダ出身の友人が、お酒を飲みつつ「日本って外でもお酒が飲めるからいいよね!」といっていましたが、カナダなどは屋外での飲酒が禁止されています。
もちろん、屋外といっても自宅の庭など、プライベートな空間における屋外であれば、全く問題ありません。
しかし、日本のお花見スポットのように公共の公園内でシートを広げてお酒を昼間から飲むと、罰金だか過料だか科料があるのですね。
その点について、カナダ取材で現地の人と話した経験が筆者にはあります。「本当に飲まないの?」と聞いてみました。
カナダ東部の大都市に暮らす現地ガイドのカナダ人は「コップに入れて分からないようにして、季節のいい時期に公園で飲む場合は、なくはないかも…しれない(笑)」とウインク。
いずれにせよ、器を入れ替えてわざわざ偽装しなくてもいい日本は、ほかの国出身の人からすると「外でお酒が飲めるの!?」と驚かれることも珍しくありません。
「母国では路上や公園でお酒を飲むことは禁じられているので、日本はどこでも飲酒OKなことにびっくり。春に公園でお花見しながら飲めるなんて最高ですね」(アメリカ出身)
カナダだけでなく、アメリカでも路上や公園での飲酒は基本的に禁じられています。とはいっても、日本でも条例によって屋外での飲酒が部分的に禁止されるケースもありました。
例えば、ハロウィンの時期の渋谷区では、指定された場所の道路・公園など、公共の場における飲酒がNGに。このように日本でも、いつでもどこでも飲めるというわけではありませんが、あくまでも一部の海外諸国と比べると、屋外で飲酒しやすい環境にあるといえるのではないでしょうか。
今回は、さまざまな国の日常生活に潜むカルチャーショックについてご紹介してきました。国が違えば文化も実にさまざまで、日本人が海外で驚くこともあれば、外国人が母国との違いに驚くケースもありましたね。
そしてその国ならではのカルチャーを知っていくことで、きっと理解が深まっていくはず。これからもいろんな発見を探していきたいですね。
- 参考
- 司馬遼太郎『街道をゆく<新装版>オランダ紀行』
- オランダ型ワークシェアリング-働き方改革
- 第二回 副業の実態・意識に関する定量調査 – パーソル総合研究所
- 『アジアの小学生 1 中国の小学生』(学研教育出版)
- 「HACHIBAN-RAMEN」がラーメンの呼び名になるくらい8番らーめんがタイで成功した話。 – HOKUROKU
- 5.タイ(1)タイ人について – 外務省
- 食事はなぜ1日3回? 食のリズムと健康の深い関係 – NIKKEI
- Singapore Once More, Lah!
- タイ人の変わる食生活
- ちゃんと聞いて!国によっては公共の場でビールを飲むと罰せられることもあるのよ! – KIRIN
- image by:編集部
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