潜水艦に鳥居まで!?世界の海岸線に打ち上げられた「漂着物」4選
大量のバナナ/オランダ
潜水艦が打ち上がったケースを紹介してきましたが、2007(平成19)年には、オランダ北部の離島の海岸に「大量のバナナ」が漂着した出来事もありました。
その様子を当時、英BBCは「バナナの波」と表現して報じています。まさに海岸が、散乱する緑のバナナで埋め尽くされたのですね。
このバナナは、キューバから輸出されたそう。海路で輸送している際に商船が嵐に遭い、少なくとも6つのコンテナに満載されていたバナナが海上に流失しました。オランダの離島の海岸に数日にわたって、そのバナナが押し寄せます。まさに「バナナの波」ですね。
報道によると、このバナナをどうするか、船の保険会社に地元当局が問い合わせ、対応の指示をあおいだみたいです。
海水の上を漂ったバナナは食べられるのか不明だったため、海岸を訪れた人のなかにはバナナを拾い、地元の動物園に寄付する動きもあったみたいです。確かに、どれだけ見た目が奇麗だとしても、さすがに食べる気にはなりませんよね。
粉ミルク/ニュージーランド
同じく商船から積み荷が海上に流失し、ビーチに流れ着いた話を紹介します。ニュージーランドの北島にあるコロマンデル半島に大量に流れ着いた「粉ミルク」です。
他に、「乾めん」なども押し寄せたそうです。その理由は、2012(平成24)年に、沖合で動かなくなったリベリアの商船「レナ」から大量の積み荷が海上流失し、ニュージーランドまで押し寄せたからです。
幸い、ビーチに押し寄せた積み荷については、海上流出した燃料に汚染されていなかったそう。
粉ミルクに関しては回収もそれほど困難な作業ではなかったみたいですが、当時は大変なニュースになっていたようです。
いま読まれてます