【2022】雨が降ったら出かけたい!京都府のあじさいの名所11選

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2022/06/04

シーボルトが広めた“幻のアジサイ”を探してみて

木津川市・岩船寺(がんせんじ)

見ごろ:6月上旬~7月上旬

奈良時代の729年に創建されたと伝わる岩船寺は、秋の紅葉はもちろん、ウメ、ツバキ、サクラ、ツツジ、アジサイ、スイレン、サルスベリなど、四季折々の草花が見られることでも有名。新緑に三重塔の朱色のコントラストが美しく映える中、色とりどりのアジサイがしっとりと咲き誇ります。

こちらで見られるアジサイは種類も多く、セイヨウアジサイやガクアジサイ、カシワバアジサイなど色とりどりの花を咲かせます。

中でも、シチダンカ(写真)は必見!このアジサイはシーボルトが日本に来た際に発見し、『日本植物誌』で紹介したことで有名になりました。淡いブルーの装飾花(ガク)が八重咲になっているのが特徴です。ただ、当時の日本人は誰も見たことがなかったようで、“幻のあじさい”と呼ばれていたのだとか。

また、花手水に浮かんだアジサイも美しいですね。境内の至るとこでアジサイが見られるので、ぜひお気に入りの場所を探してみてください。

■■INFORMATION■■

岩船寺 
場所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
電話:0774-76-3390
拝観時間:8:30~17:00(受付16:45まで)
拝観料:大人500円
公式ホームページ

光秀ゆかりの地を彩るアジサイ

亀岡市・ききょうの里

開園:6月25日(土)〜7月24日(日)

JR亀岡駅からバスで約30分、のどかな集落の中にある明智光秀ゆかりのお寺・谷性寺の門前にあるのが「ききょうの里」です。こちらは、光秀の家紋にも使われているキキョウがたくさん見られることで有名ですが、キキョウより少し早くアジサイが見頃を迎えることをご存じですか?


園内では、約550株の青や紫などカラフルなアジサイが咲き誇ります。また、アジサイのほかにもルドベキアや半夏生が近くに植わっているので、コラボした様子も見られますよ。ききょうの里はペットの同伴もOK(要リード)!初夏のお散歩を楽しみましょう。

■■INFORMATION■■

ききょうの里
場所:京都府亀岡市宮前町猪倉 谷性寺門前
電話:0771-26-3753(現地番号、開園期間のみ)、0771-22-0691(JR亀岡駅観光案内所)
時間:6月25日~7月24日 9:00~16:00(15:30受付終了)
料金:600円(中学生以上)
公式ホームページ

2万株のアジサイが作り出す宇治の絶景

宇治市・三室戸寺

見ごろ:6月上旬〜7月上旬

宇治市にある三室戸寺は、約1200年前に開かれた古刹で、西国観音霊場10番札所として普段から多くの参拝者が訪れています。毎年6~7月に開園される「あじさい園」では、2万株のアジサイが咲き、広い境内に彩を添えています。

園内には丸いセイヨウアジサイや、可憐なガクアジサイ、“幻のアジサイ”とよばれるシチダンカなど約50種に及ぶ紫陽花を見ることができます。色とりどりのアジサイが咲き乱れる光景は息を飲むほど。

園内にはハートの形をしたアジサイもあるんです。これは、ハート型の品種があるのではなく、自然のいたずらが生み出した結果。丸い形のアジサイばかりの中でハート型を見つけられたらラッキーかも!?ぜひ探してみてください。

また、6月11日~6月26日の間の土・日曜日は19時〜21時までライトアップも開催(最終受付20時30分)。ライトに照らされたアジサイはとっても幻想的です。

さらに、ハート型のアジサイにちなんだ絵馬(500円)やアジサイのお守り、御朱印なども授与。美しいアジサイを堪能した後は、ハート型のアジサイのご利益を授かりましょう。

■■INFORMATION■■

三室戸寺 
場所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
電話:0774-21-2067
時間:8:30〜16:30(最終受付16:00)
拝観料:平常は大人500円/小人300円
あじさい園 (6月1日〜7月10日)は大人1,000円/小人500円
あじさい園ライトアップ (6月11日~26日の土・日曜日19:00~20:30受付終了)は 大人1,000円/小人500円
公式ホームページ


宇治川のほとりでアジサイを愛でる

宇治市・惠心院

見ごろ:6月上旬~7月上旬

宇治川の中州、橘島にかかる朝霧橋のたもとにたたずむ惠心院(えしんいん)。かつては「龍泉寺」という名前でしたが、戦火に遭い、寛弘2(1005)年に惠心僧都源信によって再興され「惠心院」と呼ばれるようになりました。

惠心僧都源信は、『源氏物語 宇治十帖』のヒロイン・浮船が宇治川に入水した折に助け、新たな道を進ませた比叡山横川の僧都のモデルといわれています。

こちらは一年中さまざまな花が見られることから“花の寺”としても人気です。境内に植えられている花は、先代の住職が「お寺が年中、花であふれるように…」と始めたのだそう。

6月になるとカシワバアジサイやクレナイ、アナベル、スミダノハナビなど様々な品種のアジサイが境内を美しく彩ります。

■■INFORMATION■■

惠心院
場所:京都府宇治市宇治山田67
電話:0774-21-3942
時間:6:00〜17:00
拝観料:無料(本堂の拝観は不可)

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