日本で良くても実はダメ。外国人の前で絶対にやってはいけないこと

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2023/02/01

小さいころ、親に「人の上をまたいではいけない」といわれたことがあります。具体的には、人が横になって寝ているその上を越えるようにまたぐ行為です。その当時は小さかったせいか、ダメな理由について疑問にも思わなかったのですが、大人になってから「一体なぜ?」と不思議になりました。

いまさらながら親に「なんでダメなの?」と聞いてみたのですが理由はわからずじまい。きっと人を誤って踏んで怪我をさせないようにとか、何かを壊さないようにとか、なにかしらの理由があると思います。

このように「やってはいけないこと」は、日本だけでなく世界にもいくつか存在していて、なかには日本人にとっては当たり前だけど外国人にとってはタブーであるケースも珍しくありません。

そこで今回は、日本人が日常的に行うジェスチャーのなかから注意したい「NG行為」をご紹介していきます。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

「待ってのポーズ」は侮辱の行為?

image by:Shutterstock.com

「ちょっと待って」というとき、5本の指を広げて手のひらを相手に向けることがありますよね。本記事では、わかりやすく「待ってのポーズ」としましょう。

例えば、通話しているときに誰かから話しかけられると、「会話の途中だから」という意味で待ってのポーズをすることもあるはず。

ほかにも、コンビニなどで「温めますか?」と聞かれたときに「大丈夫です」といってこのようなジェスチャーを軽くするときもありますよね。

この待ってのポーズ、日本ではごく普通に使われているハンドサインですが、やってはいけない国があることをご存じでしたか?実は、「ギリシャ」ではちょっと異なる意味を持ちます。

ギリシャではやってはいけないハンドサイン

image by:Shutterstock.com

ギリシャでは、待ってのポーズが相手を侮辱するハンドサインのひとつ。


英語にすると「mountza」「moutza」で、カタカナ表記で音写すると「ムンザ」「ムザ」といった感じです。伝統的なハンドジェスチャーとして、この「ムンザ」はギリシャで使われています。

和訳:ギリシャでは、手のひらを開いて手を振ってはいけません。「Moutza」は、この国で最悪の侮辱のひとつです。

アメリカの歩行者用信号機。image by:Taner Muhlis Karaguzel/Shutterstock.com

では、海外の歩行者用信号機にあるピクトグラムはどうなのでしょうか?アメリカなど一部の国では、この待ってのポーズが信号機に採用されています。

ただギリシャの信号機を見てみると、このタイプではなく、日本と少し近いサインになっていました。

ギリシャの歩行者用信号機。image by:Page Light Studios/Shutterstock.com

また、ギリシャにはほかにも真逆の意味にとらえられてしまうジェスチャーがあります。例えば、日本では首を縦に振る「イエス」の意味ですが、ギリシャでは否定の「ノー」の意味に。

これはギリシャだけでなくアルバニア、スリランカ、ギリシャ、イラン、トルコ、イタリアのシチリア島でも、同じく首を横ではなく、縦に振ることで否定を意味するのだそう。

待ってのポーズだけでなく、うなずくときにも少し注意した方がいいかもしれませんね。

このように日本ではOKだけど、海外ではNGなジェスチャーはたくさんあります。今後、海外旅行をする際は、その国のルールやマナーを知っておくとトラブルを避けることができ、楽しい思い出作りになるはずですよ。

  • image by:Page Light Studios/Shutterstock.com
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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