海外でスマホを盗まれたら?海外旅行でのトラブル実例と解決方法をプロが伝授

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2023/05/31

飛行機のロストバゲージ対策、Apple製品が最強

飛行機で預けた手荷物の「ロスバゲ」注意。image by:Shutterstock.com

飛行機で預けた手荷物がスムーズに受け取れない「ロストバゲージ」も、海外ではよく起こります。

自分の手荷物がレーンから出てこなければ、まず「別のレーンで回っていないか」をチェックし、それでもなければ、近くに必ずある受付カウンターで問い合わせます。

大半は、「次の便で届く」ですが、次の便が翌日以降や2日後などの場合も。ロストバゲージの手荷物は航空会社の責任でホテルや自宅などへ届けてくれます。

現地調達が難しい国・地域では、1~2日分の着替えなどは機内持込手荷物にしましょう。

ロストバゲージ対策に「AirTag」は有効。image by:Hadrian/Shutterstock.com

2022年の春~夏ごろに起きたヨーロッパでの空港混雑で、預け手荷物の紛失が大問題となりました。

大手航空会社ですら、ろくに対応してくれず、2週間ほどたったあとに到着空港の手荷物保管所から自力で見つけ出した話も聞きました。

スーツケース内に入れたApple製品の「AirTag(エアタグ)」も有効で、自分で手荷物の場所を航空会社に提示して取り戻した人も。

ロストバゲージ対策は航空会社頼みだけでなく、もはや自分で動く時代になったかもしれません。

相変わらず減らない「タクシー」のぼったくり対策

現地のタクシー事情は事前に必ず知っておこう。image by:Artem Pachkovskyi/Shutterstock.com

海外のタクシーでの「白タク」「ぼったくり」もよくある話です。筆者は、タイやマレーシアなど東南アジア諸国でよく遭遇します。


例えば、空港のタクシー乗り場に向かおうとすると、運転手が近寄ってきたので、ホテルまでの運賃を聞いたところ、相場の数倍。

また、目的地に真っすぐ向かわず迂回する、メーターを倒さない、またはメーターが進むスピードが異常に速いのも、ぼったくりの可能性大です。

タクシーのメーターがちゃんと動いているかも確認。image by:Miro Vrlik Photography/Shutterstock.com

現地のタクシー対策としては「正規の乗り場から必ず乗る」「乗ったらメーターが正常か確認」「怪しいと思ったら運転手の写真を撮る・運転手番号を控える」「経路が正しいかスマホで随時確認する(運転手に分かるようにわざとらしく)」など。

東南アジアは「Grab」が主流。image by:teeflow/Shutterstock.com

また、「Uber(ウーバー)」「Grab(グラブ)」だと、乗る前に運賃と経路がわかり、ごまかされる可能性がほぼなく、支払いもアプリに登録済みのクレジットカードなので便利です。

ただ、いずれも深夜などに女性がひとりで利用するのはトラブルの元なのでやめましょう。

外務省の「たびレジ」登録は必須、日本語で役立つ情報が満載

海外では一瞬のスキを狙われる。image by:Shutterstock.com

旅行でのトラブルは「自己防衛」するだけでも効果が大きいです。

それでもリスクは決してゼロではないので、「海外旅行保険」には必ず加入しましょう。クレジットカードがゴールド以上だと、自動付帯分で補償内容がすでに手厚いこともあるので、改めて確認を。

外務省の「たびレジ」も、出発前に必ず登録してください。

現地の日本大使館などから、在外邦人向けの危険情報などがメールで届きます。また、現地の日本大使館では、日本人現地在住者向けに「安全の手引き」を発行しており、日本からもPDFで閲覧可能。

特に安全に関する情報が充実していて、サラッとでも読んでおくと、旅行者でも十分役立つ情報が満載です。

何があるかわからないのが旅でもあります。トラブルに遭わないように気をつけていても、万が一の可能性を考慮して、あらかじめ対策を知っておいて損はないはずですよ。

  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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