外国人が前年比で1032%爆増。観光客が殺到する「箱根」でいま、何が起きているのか?

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2023/09/30

国内旅行の需要が順調に回復しています。

なかでも好調なのが神奈川県の「箱根」。箱根町が2023年6月に発表した「令和4年入込観光客総評」によると、入込観光客数は前年度比128.6%増1,736万人にまで上ることがわかりました。

今「箱根」がアツい。外国人観光客が前年比1031.9%に増加

image by:OradolShutterstock.com

うち、外国人観光客は4万2,000人と、こちらは前年と比べて1031.9%にまで急増。コロナ禍を経て3万8,000人もの外国人観光客が復活しました。

そこで気になるのが、外国人観光客の行き先。箱根は観光地や名産品も多く、旅行には申し分ないエリアですが、外国人の方々はどこへ行き、どんな楽しみ方をしているのでしょうか。

今回は、旅行で日本に訪れたことのある外国人にアンケートを実施。「箱根旅行の思い出」について伺いました。

外国人のみなさんが箱根で行った観光地をはじめ、実際に宿泊した施設や観光中に感じた不満まで、リアルな声を紹介していきます。

なぜ、今「箱根」が外国人に人気なのか

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箱根湯本」は、新宿から小田急ロマンスカーに乗って75分ほどでつく観光スポット。奈良時代に開湯した箱根湯本温泉には、令和の時代になっても多くの観光客が訪れています。

しかし、なぜ今外国人はこぞって「箱根」へ行くのでしょうか。

それは、“わかりやすい日本” が集まっていることが大きな理由のようです。


東京観光のように四方八方に移動して観光地を回らなくても、箱根なら、駅を出れば昔ながらの商店街が並び、宿からちょっと足を伸ばせば、雄大な自然や寺社仏閣といった日本文化を楽しめる…そんな観光のしやすさが魅力のようですね。

外国人は「箱根旅行」でどこへ行く?

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外国人のアンケート結果を見ると、向かった観光地は日本人と差がない様子。

大涌谷に箱根関所、芦ノ湖、箱根神社、茶屋本陣 畔屋…など、有名な観光地の名前が挙がり、そのほか彫刻の森美術館ポーラ美術館へアートを観に行ったという声も聞かれました。


人が多くて一苦労。タクシーは40分待ちなんてことも…

しかし、人気のある観光スポットで悩ましいのが、オンシーズンは「観光客が多すぎる」という問題。

人気の場所はどこも人が多くて滅入ってしまったとの声が多数聞かれました。

先ほどのような写真の裏側にはこんな行列が… image by:YAO23Shutterstock.com

「バスは観光客で満席、タクシーもなかなか見つけられず大変でした。アプリでタクシーを予約しても40分待ちとか、電話して乗車をお断りされることもありました」(アメリカ出身・男性)

外国人旅行客にとって電車やバスの移動は難しく、タクシーに頼らざるを得ない状況になりがちです。ですが、そのタクシーが捕まらないとなればショックですよね。

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「どこに行っても観光客が多くて疲れた…」(韓国出身・女性)

外国人観光客が多すぎて、日本にきた感覚を見失いそうになった」(イギリス出身・男性)

「人も多いし、駅前に観光名所が固まってるわけでもないから、自分たちで車を用意するのが正解」(台湾出身・女性)

多くの外国人が苦手と感じる、温泉の「大浴場」

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また、みなさんの話で気になったのが「温泉」の話題について。

箱根を訪れる旅行者は、国籍問わず「温泉」に入るのが鉄板ですが、外国人は「温泉」で他人同士が裸で一緒に入浴することに苦手意識を持つ人が多く、ほとんどの方がホテルや旅館の専用温泉で満足されたのだそう。

「パブリック※の温泉は嫌だったので、プライベート温泉がある旅館に泊まりました。初めて温泉に入りましたが大満足です(※パブリック/public=公的、共有など)」(アメリカ出身・男性)

「宿泊先が部屋ごとに専用の温泉風呂がついていて、非常にリラックスできた。家族同士でもみんなで裸になって入るのは抵抗があるよ」(アメリカ出身・男性)

一方、日本のスーパー銭湯のような「チムジルバン」がある韓国の人たちは、抵抗なく大浴場も利用できたようです。

「箱根の温泉に入ったら、大変気分がよくなって日ごろの疲れがとれました。大涌谷で食べた温泉卵も、食べやすいやさしい味でおいしかったです」(韓国出身・男性)

日本人は開放的な大浴場や露天風呂などを好む人が多いですが、こういう場面で国民性を感じますね。

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