誰もが「サボり」たくなる場所に。Uターン者が作る新しい交流の場
Saboribarにはたくさんの顔があります。たとえば地元で活躍するクリエイターの作品などを販売する雑貨店、近隣の方々がランチで訪れるごはん屋さん、学生が放課後にくつろぐカフェ、子育て中のお母さんからおばあちゃんまでがのんびり過ごすサボり場など…。
「この地域には交流の場がないと言われていました。だからまずは子育てに追われるお母さん達が、たまにゆっくりできてお茶を飲んだり交流をしたりできる場所にしたかったんです」。
カフェスペースには子どもが靴を脱いで遊ぶこともできるスペースも数カ所設置。お母さん達の目の届くところにあるので安心してくつろげます。
「Saboribarは老若男女問わず誰でも気軽に入っていただけるように、コンセプトをかっちり決めていないんです。この地域ではちょっと気を抜いて現実逃避することを『サボる』って言うんですけど、忙しい時間の合間にちょっとだけ寄りたくなる、イタリアのバル(Bar)のような使い方をして頂きたいと思っています」。
カフェスペースに使われているテーブルや照明などの家具は、運営している家具店で実際に販売しているものなんだそうです。上を見上げると確かに照明に値札が!気に入ったものは実際に購入できるそうですよ。
地元の人・食・自然とともにありたい
商店街で10数年間空き屋だった2店舗を仕切る壁を取っ払って改装した店内は、雑貨や家具などがたくさん置かれている割に窮屈さを感じさせません。全体をウッディにまとめた店内の中でも特に目を引くのが、入口正面のキッチンカウンター。小林市の木に指定されているモミの木の廃材などを使い、長さのバラつきを活かしたつくりが印象的。
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