三角?タワラ?日本のソウルフード「おにぎり」全国地域調査
日本人なら誰しも食べたことがあるソールフード「おにぎり」 は、持ち運びにも適しており、長い歴史が詰まった食べ物です。
しかし、一口に「おにぎり」と言っても、地方によって形やノリの種類に違いがあるんです。今回、食品メーカー「株式会社山本山」が「おにぎりとノリに関する事情調査」を行いました。
調査結果から、東西でおにぎりの定番に大きな違いがあることが見えてきました。さっそく、各地域の定番おにぎりを見ていきましょう。
西はたわら、東は三角。地域によっておにぎりの形に違いがある?
まずはおにぎりの形について知るため、「普段食べるおにぎりの形は?」と調査したところ、西日本では「たわら型」が58%、東日本では「三角型」が68%と、東西でおにぎりの定番の形に違いがあることが判明しました。
回答者からは「関西から東京に行くと、おにぎりの形の違いにびっくりした」などの驚きの声も寄せられています。
三角型はコンビニの定番おにぎりにも採用されており、高さも一定のため安定していて並べるときれいに見えます。一方たわら型は力を込めずに握りやすく、食べやすいのが特徴的といえるでしょう。
おにぎり最大の脇役「ノリ」の好みにも違いが
続いて「おにぎりに使うノリの形」について調査を実施したところ、西日本では「8切り」と答えた方が一番多く35% 、東日本では「半切り」と答えた方が34%を占め、おにぎりに使うノリの形でも東西で違いが見受けられました。
このノリの形は、おにぎりの形状の影響を大きく受けているものと考えられます。
おにぎりに巻くノリの種類については、西日本は「味付けノリ 」(62%)、東日本では「焼きノリ」(91%)と大きな違いが見られました。
西日本のおにぎりは具とノリの味を合わせたバランス型、東日本はあくまで具が主役のおにぎりが定番なのかもしれません。またノリ海苔の食感に関しては東西ともパリパリ派が大半を占める結果となっています。
おにぎりに相性抜群なお茶とは?
おにぎりとの相性が良く、お弁当などの差し入れでも、おにぎりと共に提供されることが多い飲み物といえば「お茶」です。続いて、東西で「おにぎりと相性の良いお茶」について調査を行いました。
その結果、西日本と東日本では以下のように違いが見られました。
- 西日本
- ほうじ茶(36%)
- 煎茶(26%)
- 玄米茶(24%)
- 東日本
- 煎茶(54%)
- ほうじ茶(25%)
- 玄米茶(11%)
西日本ではさまざまな種類のお茶が飲まれていますが、東日本では「煎茶をメイン」に飲んでいるようです。香ばしい香りのほうじ茶、お茶の王道とも言える煎茶はそれぞれ違いがありますが、どれもおにぎりとの相性は抜群ですね。
自分の中で定番、当たり前となっている食べ物が、実はほかの地域では珍しいものであったりするのは、地域性に富んだ日本らしさとも言えそうです。東西同士、普段食べ慣れていないおにぎりを食べてみて、いつもと違うお茶を選んでみるのも面白いかもしれません。
source:PR TIMES
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