ベッドインに備えて。愛を守る、世界の面白い「ゴム」の呼び方
愛する人と一夜を過ごすとき、自分を守るためにも、相手を守るためにも必要不可欠な避妊具。日本では「ゴム」や「アレ」なんて呼び方をよくされますよね。
異性でも同性のパートナーとでも必要となる「ゴム」ですが、世界ではいろいろな不思議な呼び方をされているみたいです。
──とある金曜日、12時を過ぎたころ。某チェーン店の居酒屋でライターの赤池は、台湾出身の黄(ファン)さんと韓国出身のユナさんと、異文化交流会をしていました。そのとき、とある「夜の話題」になったのです。
ライター赤池(以下・赤池):つい先日、彼氏と別れた27歳ライター。生まれも育ちも日本でコンプライアンスという言葉に敏感。
黄さん(以下・黄):台湾・台北市出身のデザイナー。英語圏に留学を考えている20代女子。いつも赤池と朝まで飲んでいるマブダチ。
ユナさん(以下・ユナ):韓国・ソウル生まれハワイ育ち。日本在住歴10年。好きな人にセクシャリティは関係ないと思う20代女子。
赤池:いきなりなんですけど、愛する人と一夜を過ごすとき、「アレ」ってどのタイミングで買いますか?
ユナ:コンビニでドリンクを買うときに、ついでに買うことが多いかも。
黄:「アレ」ってなに?どういうこと?
赤池:アレはね、「ゴム」のこと。ヘアゴムじゃなくって、いわゆる避妊具のことですね。
黄:はー、なるほど。日本では「アレ」とか「ゴム」っていうのね。そんな言葉じゃ分からないよ!
ユナ:台湾で「ゴム」で通じないなら、なんて言うの?
黄:え?「バオシェンタオ」のことかな。漢字で伝えるのは難しいんだけど、性交時にいろんなリスクを減らすために使うから、保険という字を使って「保険套」って書く。でもだいたい私たちは日本語の意味で「ちっちゃい傘」って呼んでるかな。
ユナ:ちっちゃい傘!?けっこうオブラートに包まれているのですね。
赤池:そういえばドイツに留学してるとき、避妊具のことを「LUMMELTUTE」って言うって、聞いたことがあります。
ユナ:それ、どう言う意味?
赤池:「淫らな袋」って意味らしいです。人によっては露骨に「condom」って発音することに抵抗のある人もいると思うから、さまざまな単語に言い換える文化は日本だけじゃない気がするんですよね。
黄:そう考えると、避妊具は世界でどんな呼び方をされているんですかね?
──ということで、楽しい夜を過ごすために必要なアイテムを世界ではどんな言い換えをしているのか気になったワケです。
すると「え!そんな珍名があるの!?」と思うようなランキングがgooランキングで発表されていました。さっそく世界の面白い「ゴム」の呼び方をご紹介していきます!
※とある事情のためオブラートに包んで「ゴム」と表記しています。
第10位 安全カバー/中国
かつては人工抑制のために一人っ子政策で、避妊具を無料配布していたこともある中国。そんな中国ではゴムのことを「安全カバー」というのだとか。
現在、中国では日本と並んで最薄の避妊具の生産を行っています。バスケットボールリーグNBAの選手と広告契約を結んで話題にもなり、今では世界を代表する品質と称されているみたいですよ。