京都の誇るべきグローバル企業【グンゼ】は下着から人工血管まで

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2019/10/09

関西の創業者オシドリ夫婦「マッサン」、「まんぷく」に続き、朝ドラでいずれモデルになるかも!?と京都府民から期待が寄せられているグンゼ株式会社。世界にその名を馳せる有名企業グンゼの発祥は京都府綾部市で、今もなおこの地に本店を置いています。

今年2019年6月、グンゼの企業ミュージアム「グンゼ博物苑」の未来蔵がリニューアルOPENしたとの情報をキャッチ、早速訪ねました。まさに“京都らしい”企業!で誇らしい気分に。あんなことも、こんなこともグンゼだったの?と驚きの連続です。

まさに京都!伝統を守り革新を続けるグローバル企業

大正6年に本社事務所として建てられた洋風建築。現在は「グンゼ記念館」として毎週金曜日に公開

綾部の町おこしから始まった郡是(ぐんぜ)

日本の近代化産業の一つが生糸。明治から約70年間、生糸の輸出は第1位、生糸は明治政府の方針であった富国強兵の立役者だったそうです。

かつての綾部は養蚕・生糸業が盛んで「蚕都(さんと)」とも呼ばれていました。「蚕糸業の振興によって綾部の発展に貢献する会社になろう」、綾部出身の創業者・波多野鶴吉氏の熱い想いが礎となり、生糸を製造する会社を設立しました。

鶴吉の、蚕糸業にかかわるすべての人が豊かに暮らせるようにという思いから、グンゼは養蚕にかかわる農家をとても大切にしました。また社員教育にも力を入れ会社の真ん中に学校を設立、終業後や休日に授業が行なわれていたんだとか。

グローバル企業となった現在でも「人間尊重」「優良品の生産」「共存共栄」という創業の精神は、経営理念として大切に受け継がれています。

グンゼのあゆみ、波瀾万丈な鶴吉の人生については過去の記事をご覧ください。

創業者もきっとびっくり!?1本の糸から始まり、今や「人工血管」などメディカル分野の研究開発に取り組むGUNZE

「未来蔵」巨大パネルの一部

創業からおよそ120 年、1 本の生糸から始まった製糸会社だったグンゼは、衣料から機能性素材へ、そして医療分野までフィールドを広げてビジネスを展開しています。

時代のニーズを先読みし、世の中が求める商品やサービスを考えて商品化することで、世界中の人々の今と未来を支えているんですよね。
創業者もびっくりなのでは!?


糸の原料となる蚕の繭

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