韓国人がショックを受けた、日本とは微妙に違う「カルチャー」比較

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2021/10/02

こんにちは!日韓ハーフで韓国出身のライター・早川です。私は日本のカルチャーに魅力を覚え、18歳から東京の大学に(だいぶ長く)通い、現在も都内在住で日本企業に就職しつつライターとしても活動しています。

そんな私の日本で叶えたい第一目標が、47都道府県を旅行して制覇すること。とはいえ、いまはコロナ禍。いままでのように自由に日本と韓国を行き来したり、日本の素敵なスポットを旅行でめぐったりできない期間が続きました。

私のように日本が好きで留学してきた韓国人の友だちや、日本に旅行にくる予定だった韓国在住の友だちも、そんな日々にガッカリしているよう。ステイホーム期間中にオンライン飲み会を開催したとき話題に上がるのは、やはり日本についての話ばかりです。

そこで今回は日本滞在経験のある20〜40代までの韓国出身者10名に、日本を訪れてカルチャーショックを受けたり、驚いたことを聞いてみました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

日本と韓国のスーパーマーケット、意外と違う!?

日本のスーパーは、まとめ買いに適してない?

今回もっとも多く上がった意見が、日本と韓国のスーパーマーケットの違いでした。特に「日本のスーパーマーケットは小分け商品が多くて、大量売りの商品が少ない」という意見にみな納得!

日本でよく見かけるイトーヨーカドーやイオンのようなスーパーマーケット・ショッピングセンターのことを、韓国では「マート」と呼びます。

image by:Ki young/Shutterstock.com

特に有名な大型マートが、日本でもお馴染みのロッテ系列の「ロッテマート」、サムスンから分離してできた新世界系列の「イーマート」、サムスンとイギリスの「テスコ」が共同で運営していた「ホームプラス」です。

その業態は日本でいうと、コストコに近いイメージでしょうか。食品から生活雑貨、家電も置いてあり、大きなカートを引いて店内を回ります。韓国人は基本的にこのマートへ買い出しに出かける時、1週間分ぐらいの食料品などを大量に購入することが多いのです。

実際に今回話を聞いた人たちに「韓国にいるとき、日本みたいにこまめに買い物ってしていた?」と聞いてみても「面倒だから一気に買うよ!」という意見がほとんど。その理由を聞くと、「家族全員分をまとめて買うから」「たくさん買って自宅配送してもらった方が楽だから」とのこと。


image by:Shutterstock.com

韓国ドラマを見ていて気づいたかたもいるかもしれませんが、韓国では成人後も家族とそのまま暮らす人が多くいます。日本と比べて家族との関係がかなり密なためか、一緒にご飯を食べたりと、家族の時間を大切にする傾向があります。だからこそ小分けの商品より、家族分をまとめてたくさん買える大量売りの商品が多く選ばれるようです。

そしてもうひとつの理由の自宅配送について。韓国のマートはかなり気軽に購入物の自宅配送が可能です。タイミングにもよりますが、自分が帰宅するより先に届いてしまうことも!

日本でもお店によって提供されている自宅配送サービスですが、高齢の私の祖母もこの自宅配送をよく使っているので、韓国のほうが年齢問わず広く利用されているのかもしれません。

image by:Sorbis/Shutterstock.com

こういった環境もあり、大量売りに慣れている韓国人が日本にくると「なんで小分けの商品ばかりなの?」と驚くことが多いよう。しかし一方で以下のように「日本は一人暮らしに優しい国だ!」との意見も複数ありました。

  • 100円ローソンみたいに、いま少しだけほしい!という量がぴったりで売っているのが本当に最高。韓国にも小分けの商品増えてきたけど、まだ日本より選択肢は少ない気がする。日本は一人暮らしがしやすい国だよね。(30代男性)

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