絶対に失敗したくない「飛行機」選び、どうすれば一番お得で快適?

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2023/05/20

旅の移動手段としての「飛行機」は、機内での時間が長ければ長いほど、「航空会社」や「座席」によって疲れ度合いがまったく異なります。

ファーストクラスやビジネスクラスのようなプレミアムな座席だとフライト時間が長くても心身ともにラクですが、エコノミークラスの場合は大きく違ってきます。

エコノミークラスの座席。image by:Tamme Wichmann/Shutterstock.com

同じエコノミークラスでも、足元が広い座席のほうがラクですし、トイレに行きやすいのは通路側です。

ただ、人気の座席はすぐに埋まり、利用する航空会社や使用する機材によっても、疲れの度合いが変わってきます。

少しでも快適な旅ができるよう、長年、世界中の航空会社に乗ってきた旅のプロである筆者が、日ごろから心がけている「飛行機」に関しての主なポイントをご紹介します。

最も大事なのが「航空会社」選び

ANAやJALといって日系航空会社の国際線は快適だが…。image by:viper-zero/Shutterstock.com

まず、飛行機で「どの航空会社を利用するか」が重要ポイントのひとつ。

多くの日本人、日本在住者にとって最も快適に過ごせるのは、「ANA(全日本)」や「JAL(日本航空)」といった日系航空会社です。

高レベルのサービスや清潔さ、機内で見られる映画や機内食なども日本人向けで、特に、エコノミークラスに限ると日系最強といっても過言ではありません。欠航などトラブルが起きた時のサポートも安心です。

ただ、日本発着のANAやJALの便は、運賃が高いのがネック。「少しでも安く」と調べると、外資系航空会社の便が出てきます。


外資系といっても、千差万別です。一般的に評価が高いのは、「エミレーツ航空」や「カタール航空」などの中東系をはじめ、アジア系では「シンガポール航空」「キャセイパシフィック航空」「エバー航空」など。

中東の「エミレーツ航空」。大型機のみ日本線も運航。image by:Rebius/Shutterstock.com

一方、欧米の航空会社は上級クラスこそ高評価ではあるものの、エコノミークラスは日系と比べると「えっ?」と思うサービスを受けることも多々あります。

また、中国本土の航空会社などは相当に飛行機に慣れていないと、かなりしんどい思いをするため、安くてもあまりおすすめはできません。

国際線の長距離は「座席指定」が必須

最前列の座席は足元が広くて人気。image by:EQRoy/Shutterstock.com

フライト時間が長いほど「座席」はとても大事。昔は航空券を買ったときに事前座席指定が無料でできましたが、現在は運賃によって有料という航空会社が増えています。

追加料金を支払ってでも、事前に座席指定はしたほうが良いです。国際線の長距離便で最も人気なのは「足元が広い座席」で、これが一番高く設定されています。

続いて、機内から早く出ることができる「前方座席」もやや高め。

おすすめは、例えば「3-3-3」の座席配列だと、「中央3席の通路側」です。2時間を超えるフライトだと、途中でトイレに行きたくなります。その際、通路側の座席だと、すぐに出られます。

また、窓から3席の通路側だと2人が通路に出る可能性があるのに対し、中央だと両側から出られるため最大でも1人。寝ているときに起こされる確率が減るのはストレスも減ります。

フライト時間が長い便だと通路側の座席が便利。image by:Shutterstock.com

2時間以内のフライトなら、トイレに行きたくなっても耐えられるので、窓側席で機窓からの景色を楽しむのも良いでしょう。

ただし親子や友人、カップルで、どうしても隣同士で座りたい場合も、事前に座席指定はしておいたほうが無難です。

「乗継便」を楽しめるのは空港による

シンガポール「チャンギ空港」にある、大型商業施設の「ジュエル」image by:Shutterstock.com

飛行機での疲れが最も少ないのは、言わずもがな「直行便」です。ただ、直行便だと運賃がやや高いことも。時間に余裕があれば、「乗継便」のほうが旅費を節約できます。

乗継便だと、フライト時間は長くなるものの、機内食の数が増えたり、乗り継ぎの空港を楽しめたりという別のメリットも。ただ、楽しめるかは乗り継ぎの空港次第です。

羽田空港に近い「羽田イノベーションシティ」には足湯もある。image by:Picturesque Japan/Shutterstock.com

例えば、香港国際空港、仁川国際空港(韓国・ソウル)、シンガポール・チャンギ空港、羽田空港(日本・東京)などは乗り継ぎ時間も十分楽しめる空港といえます。

どの空港も市内中心部にも近いため、乗り継ぎ時間が長ければ、一度入国して観光し、空港へ戻ることも可能です。

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