あの秀吉も食した極上和菓子も。京都の美味しい門前菓子10選
2. 下鴨神社とみたらし団子
世界文化遺産に登録されている下鴨神社は5月の葵祭でも知られる日本を代表する神社の1つです。門前菓子は有名なみたらし団子です(みたらし団子発祥の地)。
境内の糺の森のみたらし池に湧き出す水の泡をかたどって作られたと言われています。発祥の店は「加茂みたらし本舗」。
下鴨神社の創建は弥生時代の崇神天皇の頃に創建されたと伝えられています。上賀茂神社と共に京都の神社の中でも最も古い神社の1つです。
「みたらし団子」発祥の加茂みたらし茶屋
加茂みたらし茶屋の前を通ると砂糖醤油の甘い香りがして思わず立ち止まってしまいます。みたらし団子は人間の体を現したものと言われ、串に5つの団子が刺さっています。一番上の団子は頭の部分なので、他の4つと離されて刺してあります。我々がよく見るみたらし団子とは少し違います。
みたらし団子は、下鴨神社にある御手洗池(みたらしいけ)に由来しています。鎌倉時代、後醍醐天皇がその水をすくうと大きな泡が1つ、続いて4つできたといいます。そのため、串に刺さった団子の一番上の1つ目とそれ以外との間に隙間があるのです。
営業時間:9:30~20:00
定休日:水曜日
電話番号:075-791-1652
料金:みたらし3本400円
3. 上賀茂神社とやきもち
上賀茂神社は下鴨神社と並び京都を代表する神社の1つです。世界文化遺産に指定されていて5月の葵祭で有名です。
上賀茂神社は神武天皇の頃に賀茂山の麓に賀茂別雷命(かもわけいかずちのかみ)が降臨したことが起源です。そしてその後、天武天皇の時代に社殿が造営されたと伝えられています。江戸時代に建築された本殿・権殿は国宝に指定されています。
神馬堂の「やきもち」
神馬堂のやきもちは香ばしく鉄板で焼き上げた餅の中に粒餡がたっぷりと入っています。ここでしか食べられない売れ切れ必死の和菓子なので参拝した際は是非食べて下さい。元は上賀茂神社で毎年5月に開催される葵祭で食べられていたものでした。ちなみに「やきもち」の正式な名称は葵餅といいます。
営業時間:7:00~16:00(売り切れ次第閉店)
定休日:火曜の午後・水曜
電話番号:075-781-1377
料金: やきもち1個130円
葵家の「やきもち」
葵家で使用する餅は滋賀県産のもち米と北海道産の小豆を使用して焼き上げています。お餅にも甘みがあり中の粒餡と良く合います。白餅とは別にヨモギ餅もあり2種類のやきもちを味わうことが出来ます。
営業時間:7:30~18:00
定休日:無休
電話番号:075-781-1594
料金:やきもち1個125円
公式サイトURL:http://www.aoiya.jp/