日本で「オリーブ」をカルチャーに成長させた香川県・小豆島の知恵
1日7組限定の人気宿「島宿 真理」
「島宿 真里」は、趣の異なる客室が7つある隠れ家的お宿。文化財の古民家をリノベーションした母屋部分は食事処になっていて、小豆島特産の木桶仕込み醤油やもろみをベースにした自家製調味料を使用したお料理などが楽しめます
同店では、自慢の「醤油会席」が味わえる他、オリーブ牛やオリーブごはん、そしてその時期の「真里お勧めのオリーブオイル」をお好みの料理にかけられるようになっています。(※オリーブ牛は、醤油会席にプラス2000円で追加可能で、オリーブご飯は、オリーブ収穫期の提供 / 詳しくは要問合せ)
「当店の会席料理は、自家製の調味料を使用しつつ、素材の旨みを楽しんでもらえるようにシンプルに調理しています。また、“淡口生揚、生あげ、二段熟成、諸味たれ”4種の醤油で、野菜や魚を食べ比べて楽しんでいただけたら」と、真里のおもてなし係の中野菜見さん。
野菜によって醤油を変え、どの野菜がどの醤油と一番相性がいいかなど、会話も弾みます。
水分量が多い野菜は、諸味だれと相性が良いそう。
先ほどご紹介した「オリーブ牛」も食べられます。ジューシーな肉汁のコクと旨みが口いっぱいに広がったかと思うと、コクと旨みだけを残して脂はスーッと引いていきます。
これはまさに「沁み入る旨さ」!!栄養が自分の血となり肉となる喜び。もう最高すぎる。
最後に、土鍋で炊きあげられたご飯には、オリーブの新漬けが添えられています。取材時はオリーブ収穫の最盛期(青い実の収穫時期は9~10月頃)。この時期にしか食べられない贅沢なご飯です。
熱々のうちに、オリーブオイルをかけてパクリ!爽やかなオリーブの香りと、お米の甘味が口いっぱいに広がります。
「オリーブオイルは、昆布との相性がいいんですよ」と、オリーブソムリエの黒島慶子さん。黒島さんは小豆島出身で、オリーブのことなら何でも知っています。
ご飯に添えられた昆布の佃煮に、オリーブオイルをかけてみるとあら不思議!昆布の佃煮がなぜかインド料理のような風味に変わった(笑)
オリーブオイルをかけると、こんなサプライズがたのしめるので、みなさんもオリーブオイルをいろんなものにかけてみるチャレンジをしてみてくださいね。
【島宿 真里】
住所:香川県小豆郡小豆島町苗羽甲2011
TEL:0879-82-0086
定休日:不定休