春の古都で食べ歩き。歴史と風情を感じる京都発祥グルメ5選
そばぼうろ
京都に行くようになる前はその存在を知りませんでした。京都生まれの「蕎麦ぼうろ」はもともとカステラや金平糖などとともに海外から伝わった南蛮菓子だったようです。そう言われてみれば何となく日本的な感じはしませんよね。ぼうろ(ボーロ)は、ポルトガルやオランダから伝えられた焼き菓子だったんですね。
ではそばと何の関係があるのか? 明治の末、河道屋というそば屋が、蕎麦粉をぼうろに加えて梅型に焼いて売り出したのが「蕎麦ぼうろ」の始まりだったようです。河道屋は今でも知る人ぞ知る有名な老舗蕎麦屋です。蕎麦会席などでも有名です。
そばぼうろは、一見普通のお菓子ですが、長い歴史が伝わる奥深い和菓子(元は洋菓子)です。京都人なら子供の頃に食べた懐かしいお菓子かも知れませんね。
- 名称:丸太町河道屋 本店
- 予約:075-231-2146
- 住所:京都府京都市上京区丸太町通河原町西入信富町331
- アクセス:京阪電鉄「神宮丸太町駅」より徒歩5分
- 営業時間:9:00~17:30
- 定休日:元旦、火曜日(祝日、8月・12月の繁忙期は除く)
- 食べログ:丸太町かわみち屋 本店
みたらし団子
みたらし団子は、下鴨神社が行う「御手洗祭り」を起源とする、砂糖醤油のくずあんをかけた串団子です。まぁ、言わずと知れた日本人の和菓子の定番ですよね。実はこれも京都発祥です。
でも少しだけ違います。団子が定番のものより少し小さく、数は5個で、一番上の団子だけ少し離れています。これは人の体を表しているといわれています。一番上の団子が頭で、他の4つは四肢(手足2本ずつ)を表しているそうです。本家本元の味わいは格別なので、お土産にも最適です。
- 名称:加茂みたらし茶屋
- 予約:075-791-1652
- 住所:京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
- アクセス:京都市バス 下鴨神社前下車すぐ
- 営業時間:9:30~20:00(L.O.19:30)
- 定休日:水曜日(祝日営業)
- 食べログ:加茂みたらし茶屋
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