【私の出合った日本百名山】初心者から愛犬家まで楽しめる「入笠山」

林道に沿った樹林の中を歩いて行くと、タチツボスミレが咲いていた。初めて見るサンリンソウもあった。ニリンソウとは葉の付き方が違うということを初めて知った。

またシカ除けゲートを通り湿原に入る。守屋山の山頂で見たピンクのハクサンコザクラが咲いていた。

ハクサンコザクラ

黄色のミツバツチグリも群生している。シロバナヘビイチゴもある。

シロバナノヘビイチゴ

なだらかに登ってきた。マナスル山荘から10分ほど登り振り返る。草原が見渡せ素晴らしい展望である。

上から入笠湿原を見る

樹林に入っていくと、ズミの花が咲いている。つぼみは濃いピンクでより美しい。ちょうどズミが満開の時期に来ることができてよかった。樹林に入って10分でもう入笠山(1955m)の山頂だった。

入笠山[1955m]の賑わい

山頂には多くの人が休んでいた。ゴンドラを使えば湿原を見ながら歩いてもすぐ山頂に着くのである。私も10時前に出発し、10時半には山頂に着いてしまった。しかも360度の展望があり、雪をかぶった中央アルプスや南アルプスなどの山々も見ることができるのである。

そして、北側には八ヶ岳の山々がでんと構えている。富士山も顔をのぞかせている。

山頂から八ヶ岳の展望

少し休んだら南方向の「首切登山口」へ向かう。山頂には大勢がいるのにこちらに向かう人はごくわずかである。ほとんどの人は来た道を戻る。針葉樹の背の高い樹林を歩いて行く。10分ほどで首切登山口に着いた。

ここからは舗装道路歩きである。2分ほどで登山口の名前になった首切清水である。「首切」とは、この清水で喉を潤していたところ首を切られたという伝説がある、という看板が立っていた。


今は舗装道路になっていて周りもきれいであるが、ほとんど人を見かけない。首を切られた江戸時代はもっと寂しいところだったのではないだろうか。舗装道路に昆虫の死骸があった。塩分を求めてかそこに蝶が集まっていた。ヒョウモンチョウの仲間だろうか。

蝶がたくさん集まってきていた

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