日本人の外国語への苦手意識を、翻訳ツールは払しょくできるのか?
翻訳アプリ・ポケット翻訳機、意外に満足度が高い!
インターネットで外国のホームページを検索し、自動翻訳を使ったことがある方なら感じたと思いますが、日本語に翻訳するのってやっぱり難しいなあというのが実感としてあります。微妙なニュアンスや細かいところが伝わりにくいなと感じますが、翻訳ツールの満足度はどのぐらいなのでしょうか。
実際に翻訳ツールを利用した人に満足度を聞いたところ、「とても便利・どちらかといえば便利」と回答した人が翻訳アプリで75%、ポケット翻訳機で85%に上りました。使ってみたら意外に便利だったと感じている人が多いようです。
ポケット翻訳機の中でも「ili(イリー)」は世界初のオフライン翻訳で、最速0.2秒の翻訳スピードが自慢。英語・韓国語・中国語に特化し、海外旅行中のシチュエーションをメインにした翻訳辞書がウリポイントで、非常にコンパクトなので旅先でもかさばりません。値段もリーズナブルで使い勝手の良さが、高い満足度につながっているのかもしれませんね。
このほか、74言語に対応する「ポケトーク」は、一方通行のコミュニケーションしかできない「ili(イリー)」に対し、双方向の対話が可能です。旅行で現地の人とコミュニケーションを取れるだけではなく、ビジネスシーンにも対応した翻訳精度の高さがウリとなっています。クラウドを使用するので、インターネットにつながる環境は必須ですが、海外で使用できるWiFiのルーターをレンタルしていけば問題なく利用できますね。
翻訳アプリ・ポケット翻訳機、どちらも便利という回答が約4割
翻訳アプリもポケット翻訳機も両方利用したことがある方に、どちらが便利だったかを尋ねたところ、「どちらも便利」と回答した人が最も多く38.1%でした。
どちらがより便利かといえば翻訳アプリの方で28.8%、ポケット翻訳機は21.2%。どちらも使いにくいと回答した人は11.9%です。それぞれ長所、短所はあるので、場面に応じて使い分けている人が多いのかもしれません。
ちなみに翻訳アプリでよく利用されているのは、「Google翻訳」で66.7%。それ以外では「エキサイト翻訳」が使われているようです。
Google翻訳アプリは現在、テキストをカメラにかざすだけどすぐに翻訳してくれる「リアルタイム・カメラ翻訳」や会話に便利な「音声入力」、「会話モード」など7つの機能があります。翻訳ファイルをあらかじめダウンロードしておけば、オフラインでも利用できるので便利です。現在52言語に対応していますが、ファイルが重くなるため、必要な言語だけをダウンロードしておくといいでしょう。
エキサイト翻訳は翻訳サイトのアプリ版。原文を入力し、変換したい言語を選ぶと翻訳してくれます。翻訳語は音声の読み上げ機能やメール・SNSでのシェア機能が使える、クリップ機能で記録に残すこともできるので、ビジネスシーンで使いやすいサービスかもしれません。