中世ヨーロッパに歴史深い学び場。栃木「日本遺産」をめぐる旅
地下迷宮の秘密を探る旅「松が峰教会」
続いて「地下迷宮の秘密を探る旅」に関しては、日本遺産登録の際、認定セレモニーが行われた「松が峰教会」を訪ねてみました。松が峰教会はカトリックの教会で、現在の聖堂は大谷石で仕上げられており、1931年に着工され、翌年完成されたものなのだそうです。
造りは鉄筋造りとのことですが、細部にまで大谷石が施されており、大谷の文化との繋がりの深さを感じられる建物です。重厚な石造りの雰囲気から中世ヨーロッパのお城を感じさせる外観は、感嘆の溜息をつくという表現が似合う素晴らしさです。
外観に目が行きがちな松が峰教会ですが、実は内部も素晴らしい造りとなっています。特に、大谷石をふんだんに使った重厚感のある祭壇は、ほかに類を見ないものであり、鳥肌が立つ何かを感じました。
我が国の新しい試みである日本遺産。今後、登録された日本遺産のなかから、世界遺産となる文化や建物が出る可能性もありますね。
今回訪れた史跡足利学校や松が峰教会は、いずれも最寄駅から徒歩1o分圏内(史跡足利学校は、両毛線足利駅から徒歩10分、松が峰教会は東武宇都宮線宇都宮駅から徒歩5分)と、公共交通機関を利用した場合でも行きやすい場所にあります。
気軽に足を運び、日本の史跡に触れてみてはいかがでしょうか。
- 松が峰教会
- 栃木県宇都宮市松が峰1-1-5
- 028-635-0405
- 開館時間:8:30~20:00(曜日により変更あり)
- http://www2.ucatv.ne.jp/~matumine.sea/index.html
- 備考
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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