地元民しか知らない?全国各地にある、おもしろ「珍駅名」ランキング
日本には約9,900もの停車駅があります(2017年時点)。大体がその周辺の地域や地名にちなんだ駅名がついていますが、なかには一風変わった「駅名」も存在するのです。
ランキングサイトであるgooランキングでは、「全国の珍駅名」を調査しました。今回はそのなかから10の駅をランキング形式でご紹介いたします。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
第10位「おもろまち駅」/沖縄県那覇市
10位には、沖縄県沖縄市のゆいレール(沖縄都市モノレール)線の「おもろまち駅」がランクインしました。
これは沖縄県那覇市の「おもろまち」という実際の地名からとったものです。計画当時の仮称は「真嘉比駅(まかびえき)」でしたが、2003年の開業時には「おもろまち駅」となりました。
西口の「おもろまち」は、米軍基地返還後の用地を再開発した新商業地区で「那覇新都心」「天久新都心」とも呼ばれています。
また、おもろまち交通広場にある「おもろまち駅前広場」は、沖縄本島中南部方面および那覇バスターミナルからの一部路線バスの起点・終点でもあります。
一方、駅東口の真嘉比地区は静かな住宅地であり、駅の東西でまったく違った顔を持つのが特徴。しかし、東口周辺もゆいレールの開通で利便性が増したことから現在再開発が進みつつあります。
第9位「スクリーン駅」/滋賀県彦根市
続いては、滋賀県彦根市の近江鉄道多賀線の駅「スクリーン駅」が9位にランクインしました。
スクリーン駅とはなんとも変わった駅名ですが、京都府京都市にある半導体・液晶製造装置・印刷関連機器などの産業用機器を製造する企業グループの持株会社であるSCREENホールディングス彦根事業所の敷地内に存在するため、この駅名になりました。
開業は2008年。駅周辺には、SCREENホールディングス彦根事業所、ブリヂストン彦根工場、マルホ彦根工場などがあります。
近江鉄道では企業の周辺にある駅として他にも「京セラ前駅」や「フジテック前駅」がありますが、スクリーン駅のみ駅名になぜか「前」がついていません。
第6位「YRP野比駅」/神奈川県横須賀市
6位には神奈川県横須賀市の「YRP野比駅」、愛知県名古屋市の「ささしまライブ駅」、千葉県佐倉市の「中学校駅」の3つが同率でランクインしました。
「YRP野比駅」は、「ワイアールピーのびえき」と読み、京浜急行電鉄久里浜線の駅です。
1963年に「野比駅」として開業しましたが、1998年に「YRP野比駅」に改名されました。YRPとは実は「横須賀リサーチパーク」の略称で、1997年にこの施設がオープンし、最寄り駅となったため現在の駅名になりました。
第6位「ささしまライブ駅」/愛知県名古屋市
「ささしまライブ駅」は、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の駅で、駅の南側に「ささしまライブ24地区」という都市再生特別地区があるため、この名になりました。
開業は2004年。駅周辺には、豊田通商や大和ハウス工業、名鉄不動産、日本土地建物などの企業グループによる名古屋プリンスホテルスカイタワーやオフィス、商業施設などが入る超高層ビル「グローバルゲート」があります。
第6位「中学校駅」/千葉県佐倉市
さて、「中学校駅」ですが、これまでの2つと違ってあまりにもストレートすぎるネーミングで思わず二度見してしまいそうな駅名です。
山万ユーカリが丘線の駅で、名前の通り近くには佐倉市立井野中学校があります。開業は1982年で、駅周辺には中学校のほか、宮の杜公園、浅間神社などがあります。