偉大な居酒屋文化。外国人もギャルもおじさんもマブになる聖地「山家」
大衆居酒屋に通う、おじさんのちょっとした悩み
おじさん:え、ホッピー知らないんですか?
リナ:名前は知ってますよ。なんか可愛いですよね(笑)
マイク:ホッピーは飲んだコトないです。
ユナ:私も。何かのサワーとかですか?
おじさん:え、知らないか…。簡単に説明すると、ビールみたいなお酒だよ。低アルコールの炭酸飲料で、焼酎をホッピーで割って飲むの。ビールみたいだけどプリン体はゼロだし低カロリーなんだよね。
ユナ:ヘルシーな感じなんですかね。
おじさん:おじさん、健康診断にむっちゃ引っかかってるから、最近飲むのはハイボールかホッピーが多いかなぁ。
リナ:へー。でも横縞の服より、縦縞の方が痩せて見えるからおすすめですよ!しかもユナちゃんと服かぶってるじゃん!(笑)
おじさん:え?そうなの?
ユナ:着痩せはまじ大事ですよ。
おじさん:…最近、大衆居酒屋に若い人とか外国人も結構増えてて、僕みたいに大きい人は狭い大衆居酒屋でみんなの迷惑にならないかなぁとか心配になるんだよね。
リナ:いきなりどうしたんですか!?
おじさん:狭いお店は椅子も小さくて詰めて座ることが多いし、大衆居酒屋って基本的に隣の人との距離が近いじゃないですか。でもおじさん、場所をとるからね…。若い人の隣に座るときは、本当にすみませんって思うんだよ。だから本気で痩せようと思ってジムに通い始めたっていうのもあるね。
おじさん:僕もいまでは大仏みたいな見た目だけど、昔は金髪にしてたんだよ。いまは髪の毛が薄くなってきたから金髪にしようかとも思ってるんだよね…。
リナ:え、金髪だったんですか?めっちゃ意外なんですけど。もしかして昔は派手だった感じ?
おじさん:まぁ、もう中年だけど。昔『egg(エッグ)』っていう雑誌があってね。それをよく女友だちと一緒に読んでて、その影響もあっていまよりかは少し派手だったかもしれない。
マイク:エッグ…?
リナ:ギャル雑誌でめっちゃ人気だったんですよ。当時はみんな日サロ(日焼けサロン)で焼いて、濃いメイクをするのが流行りだったんです。
ユナ:私『egg』めっちゃ好きでした!
おじさん:え、ユナちゃん知ってるの?
ユナ:私、中学生のころに韓国で読んでましたよ!日本に来るまでは、本当に渋谷には雑誌に載ってるようなギャルがいるんだと思ってましたもん!
リナ:私も読んでた。好きなモデルの髪型とかめっちゃ真似してたわ。最近復活したらしいね。
おじさん:えーそうなの!なんかスゴい。大衆居酒屋でホッピーよりも『egg』の話で盛り上がれるのも、渋谷ならではなのかもしれないね。