時空を越えたひとときを。東京で訪れるべき美しい「美術館」10選

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2019/11/19

超高層ビルがひしめく東京は、約90もの美術館が佇む「美術都市」でもあります。展示物の内容も国宝から現代アートまで幅広く、作品を収容する建築物自体もインスタ映えすると、年齢問わず多くの方でにぎわっています。

今回は展示されている作品はもちろん、特に景観や外観が美しいといわれている東京23区内の美術館をご紹介します。

朝倉彫塑館/台東区

image by:PJ_Photography / Shutterstock.com

「墓守」などの作品で知られ、1948(昭和23)年に彫塑家として初めて文化勲章を受章した朝倉文夫の作品を中心とした美術館です。

収蔵品もさることながら、見逃せないのは建物と庭園。建物は朝倉のアトリエと住居だったもので、朝倉自身が設計。庭園は朝倉のアイデアをもとに造園家の西川佐太郎が作庭しました。

どちらも和風を基調としながらも斬新さを備えており、朝倉の審美眼の確かさがわかります。

国立西洋美術館/台東区

image by:picture cells / Shutterstock.com

フランスの著名な建築家ル・コルビュジエが設計した本館が、2016年に世界遺産に登録されたことで話題になりました。

image by:Ned Snowman / Shutterstock.com

第二次世界大戦中に敵国人財産としてフランス政府が管理し、戦後日本に寄贈返還された松方コレクションを基礎として、西洋美術品を広く収集。その数は約6,000点に及びます。

常設展や企画展だけでも見ごたえがあるので、それに押されて世界遺産の本館建物を見忘れないようにしましょう。

三井記念美術館/中央区

image by:Kakidai [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

三井家が江戸時代から収集した美術品約4,000点を所蔵。その中には国宝6点、重要文化財75点が含まれています。


織田信長の弟で茶人の織田有楽斎が建てた茶室「如庵」の室内を再現した展示も見どころ。美術館の建物に、1929(昭和4)年竣工の三井本館を活用し、重厚感を出しているところも魅力です。ちなみに三井本館は、1998(平成10)年に重要文化財に指定されています。

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